秋と言えばやっぱり栗!デパ地下の和菓子コーナーを歩いていて『美濃忠』さんの店頭でパッと目に留まった「栗蒸し羊羹」、思わず速攻で買い求めてしまいました(笑)。
栗を使った和菓子は栗きんとんや栗大福などたくさんありますが、わたしの中で一番のお気に入りはなんと言っても「栗蒸し羊羹」!
そしてこの大好きな栗蒸し羊羹、実は「名古屋(近辺)独自のスタイル」ってご存知でしたか?他県とはひと味もふた味も違う、名古屋ならではの絶品栗蒸し羊羹を詳しくレポしちゃいます!
美濃忠の「栗蒸し羊羹」!羊羹×カステラの二層仕立て
名古屋でその名を知らぬ者はいない創業1854年の老舗和菓子所『美濃忠(みのちゅう)』。名古屋市中区丸の内に本店を構える名店です。
こちらが美濃忠の『栗蒸し羊羹』(半棹 1,296円税込 / 大棹 2,592円税込)。
地元・名古屋っ子なら誰もが見慣れたビジュアルですが、実はこれ、他県の方が見るとびっくりされるんですよね。

見てください、この綺麗な二層構造!
下半分はもっちりとした「栗蒸し羊羹」、上半分は黒糖をきかせた「蒸しカステラ(浮島生地)」。

上のカステラ生地は甘いだけでなく、ほんのりと絶妙な塩気がきいていて、下の濃厚な栗蒸し羊羹と相性抜群!
「蒸し羊羹」と「蒸しカステラ」で2倍美味しく、境目を贅沢にガブリと一口でほお張れば・・まさに3倍の味わいが楽しめてしまうハイブリッドな逸品なのです!
美濃忠「栗蒸し羊羹」の販売期間と賞味期限
- 販売期間:例年9月上旬~11月中旬頃まで(秋限定)
- 賞味期限(日持ち):購入日含め常温で約4日間
美濃忠の本店をはじめ、ジェイアール名古屋タカシマヤ、松坂屋名古屋店、名古屋三越などのデパ地下和菓子売り場で手軽に購入できます。
実は名古屋だけ?全国一般的な「栗蒸し羊羹」との違い
全国的に一般的な「栗蒸し羊羹」というと、全体が蒸し羊羹生地でそこに栗がゴロゴロ入っているタイプですよね。
名古屋ではそのタイプを「栗羊羹(または全蒸しタイプの栗蒸し羊羹)」と呼んで、このカステラ生地がのった「二層仕立ての栗蒸し羊羹」としっかり区別しているんです。
以前からうっすらと「もしかして名古屋の栗蒸し羊羹って変わってる……?」と疑問に思っていたのですが、調べてみたらやっぱり名古屋周辺だけの独自文化でした!
和菓子バイヤーとして有名な“畑師匠”(勝手に師匠と呼んでいます笑)こと畑主税氏のブログ記事でも、「むらさきやの栗蒸し羊羹」は蒸し羊羹と村雨(浮島)生地の二段重ねで名古屋独特のスタイルと解説されているので間違いありません!
この贅沢なハイブリッド羊羹が身近にあるなんて、「名古屋に生まれてよかった〜!」と心から感謝しつついただきましょう。
美濃忠以外にも、名古屋の老舗和菓子屋さんではこの素敵な二色の「栗蒸し羊羹」が味わえますのでご紹介しますね!
川口屋(錦)の「栗蒸し羊羹」

創業約300年を誇る名古屋・錦の超老舗「川口屋」の栗蒸し羊羹。

川口屋さんの栗蒸し羊羹も、しっとりとした上品な上生地と栗たっぷりの蒸し羊羹が見事に調和した極上品。生菓子ファンなら外せない名店です。

むらさきや(伏見)の「栗蒸し羊羹」

伏見にお店を構える「むらさきや」は、夏の水羊羹をはじめ羊羹の名手として知られる名店。こちらもやっぱり綺麗な2色仕立てです!
手軽に味わえる1切サイズから、手土産にぴったりな棹(さお)タイプまで用意されています。

お店の奥には風情ある茶室があり、お抹茶と一緒に出来立ての和菓子をいただくこともできますよ。


*栗の季節と言えばかかせないのが「栗きんとん」ですね↓↓

*栗専門店の栗蒸羊羹もぜひ↓↓

まとめ
名古屋に限らず、その地域だけでひそかに受け継がれている独特な和菓子文化って本当に面白いですよね!(名古屋でいえば「鬼まんじゅう」や、しずく型をした「名古屋の月見団子」なども有名ですね)。
「川口屋」も「むらさきや」も、テレビ番組『芸能界特技王決定戦 TEPPEN』や和菓子特集などで紹介される全国レベルの名店ばかり。
秋のほんの短い期間しか出回らない名古屋ならではの「ハイブリッド栗蒸し羊羹」、ぜひこの時期に味わってみてくださいね!
※ 記事の情報は訪問時・執筆時のものです。最新の販売状況や価格は各店舗・公式サイトにてご確認ください。


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