こちらの記事は岡崎『旧額田郡公会堂』見学の参加レポです。
以前に外観のみは見学し、エントランス上部の繊細なレリーフや、レースのようにエレガントな柵手摺に心躍り、見学会の開催を知ってすぐに応募しました。
公会堂内部は会堂棟、通用玄関棟、便所棟があり、講堂の舞台に描かれたレリーフもすばらしく、大正時代の洋式建築好きなわたしとしても眼福な見学会でした。
旧額田公会堂の建築データ
旧額田郡公会堂について
竣工:1913年(大正2年)
設計:吉田栄蔵
見学:外観のみ(重要文化財)
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ルネサンス様式を基調としたモダンな西洋館で、大正期の地方における洋式建築の高い建築技術を示す貴重な遺構です。2000年の補修工事では建築当時の鮮やかなピンク色の外壁が再現されました。
かつては「岡崎市郷土館」として活用されていましたが、現在は老朽化に伴う保存修理工事などのため閉館しており外観のみの見学が可能となっています。
随所に繊細な職人技

建物の随所に繊細な職人の技がみられ、当時の建築技術の高さを感じます。設計は愛知県営繕課吉田榮蔵。

瓦屋根に対し、エントランスは装飾的な洋風屋根。

庇を支えるアイアン製のエレガントな持ち送り。

中央玄関上部の櫛型のペディメント、その後ろにはレースのようなエレガントな飾手摺。

屋根の裏の装飾、細部までこだわっています。

和と洋が溶け合った大正時代ならではの美しいデザインですね。
竣工当時の姿をほぼそのまま保っており、入り口や窓の鉄製の堅格子は防犯上後付けされたそうです。

コンクリートの階段、角に丸みがつけてあるのもこだわりの一つです。

通用口の入口奥が通用玄関棟。

こちらが講堂に続く廊下。
講堂

メインの講堂、こちらで公演などが催されていたそうです。 岡崎市郷土館として活用されていた時には展示室として使われていました。

天井のメダリオン。

舞台はギリシャ建築のドリス式円柱を備え、背後は楕円アーチで飾られています。
舞台の床下には「セリ上がり式」を備え、大人気だったそうです。テレビもない時代ですから公演には多くの人が集まり賑やかだったんでしょうね。

舞台上の見事なレリーフは現在では修理ができる左官職人さんがいない貴重なものです。

天井角の装飾。当時の職人さんたちがどれだけの情熱をもって公会堂を建設したのか伝わるようです。

「棟札」のコピーが展示されていました。

講堂の出入口。
便所棟

向かって左がトイレ棟、男子便所の中央にあった手洗い場。

トイレ等の手前、こちらは受付口があったのかな。

部屋の中には赤いカーペットが引かれており、天井も装飾のある木枠でカーテンもかかっていたので「岡崎市郷土館」として使われている時には応接室か事務所として使われていたのかも。
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さいごに
去年(2025年)秋に見学に来た時には残念ながら工事中でトラックやらが停まっていたのですが、その時は保存に向けて2棟の曳家と看守人室の工事をしていたようです。
今回の見学会は工事が終了した報告とお披露目のようでした。当面は見学会の予定はないようで今回は参加できて本当にラッキーでした。
歴史的価値のあるすばらしい建築物が再び公開されることを願っています。
*2025年11月、2026年3月撮影
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。

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