NHK「虎と翼」などロケ地としても人気の市政資料館あいたて博見学ツアーに参加してきました。
館内を案内いただきながらまわり、日頃は立ち入りできない中庭やテラスも見学してきたのでレポしますね。
建築データ「名古屋市市政資料館」
【施設情報】名古屋市市政資料館
竣工:
1922年(大正11年)
設計:
司法省営繕課
開館時間:
9:00~17:00
見学:
無料公開
備考:
重要文化財(1984年指定)、文化のみち
【この場所の魂】
大正11年竣工のネオ・バロッグ建築の傑作。吹き抜けの中央階段と天井の美しいステンドグラス、開放的で美しい空間に一瞬にして心を奪われる。
赤い煉瓦壁と白い花崗岩の色調の対比が美しいネオ・バロック様式を基調とする官庁建築である。内部の意匠は総じて簡素ではあるが、二、三階を吹抜けとした中央階段室と三階の会議室は優れた意匠で見どころとなっている。構造は煉瓦壁と鉄筋コンクリート造の梁や床を組み合わせたもので、近代建築の構造技法の変遷を示す好例である。設計は司法省営繕課があたり、金刺森太郎が現場を担当した。
文化庁・文化遺産オンライン参照
館内撮影について
NHKの朝ドラでロケ地になり撮影目的で来られる方も多くいらっしゃるようです。
- 観光、建物の見学でご来館された方の記念撮影、スナップ撮影、記録撮影は自由に撮影可。
- 玄関入口での長時間撮影など入館や通行を妨げるような撮影は禁止。
- 3階第2常設展示室(復原会議室)及び撮影禁止マークがある場所での撮影禁止。
* 結婚式・成人式の前撮りやコスプレ撮影など、撮影を主目的としたご利用は事前に申し込みが必要。
詳細は公式サイトにてご確認ください。
他の入館者の迷惑にならない、重要文化財を傷つけないよう十分留意しましょう。
アクセスは?

アクセスは地下鉄名城線「名古屋城駅」2番出口から東へ徒歩8分、なごや観光ルートバスメーグル「市政資料館南」バス停下車から北へ徒歩5分ほど。

赤と白のネオバロック建築が美しい。
ここ数カ月は派遣の仕事でこちらの敷地を通りすぎるのですが何度見ても飽きません。

「名古屋控訴院」「名古屋地方裁判所」「名古屋区裁判所」の看板、現在は裁判所は近隣に移転してます。
昭和51年に名古屋高等・地方裁判所を移転し、旧庁舎の取り壊しに反対の声があがり重要文化財として保存できるように活動してくださったとか。
おかげで現在も大正時代の素晴らしい建築物を愛でることができ感謝です。

入口は裁判所らしい重厚な扉が印象的。
中央階段室

扉から階段を上がると目の前に広がる中央階段、階段正面と天井のステンドグラスが印象的です。
ドラマや映画のロケ地としても人気で最近ではNHK「虎と翼」で話題になり、最近で訪問するたびに結婚式の前撮りしていたりします。
一度結婚式に遭遇、中央階段周りのスペースに椅子が置かれて皆さんそこに座ってらっしゃいました。
ステンドグラス

中央階段突き当りのステンドグラスに描かれた天秤は罪と罰を量りにかけており「公平な裁判」を表現しています。

天井のステンドグラスには公明正大を表す「日輪」が描かれ、裁判所の名残を感じます。

大理石の手すりと柱、奥のR窓の格子窓もすてきです。 こちらの建物には大正ガラスが多く残っており趣きがありますよ。
復原会議室(3階)

創建時控訴院の会議室を残された文献や当時の写真、聞き取り調査を手掛かりとして復元。
中央階段とともに内装が重要文化財に指定されています。

窓枠の上には菊の紋章。
明治憲法下法廷復原(3階)

当時は裁判所と検事局が同じ建物にあり、裁判官と警察官が同じ壇上にいるのが特徴だそう。
控訴院第二号法廷として使われていた場所で当時の様子を復元。
陪審法廷復原(3階)

市民が裁判に参加する制度として陪審制度と呼ばれる制度(現在の裁判員制度とは異なる)での陪審法廷室内を再現し展示されています。

戦前の弁護士の法服。

無機質な廊下、黄色の窓枠が引き立ちます。

普段は開放されていない部屋を見学会で特別に入れていただきました。
留置場

地下の留置場、天井が低く閉塞感があり空気がヒンヤリとしています。

独房、凶悪犯を拘留していたようです。

独房の中は狭いです。同じ階に雑居房もあります。
中庭テラス

2階(3階?)のテラスも見学させていただきました!

屋根は「雄勝すずり」という有名な硯の産地である宮城県石巻市で産出された石で作られたスレート屋根。
レースのように繊細な柵、細部まで行き届いてますね。

正面玄関上の塔、こちらの梯子からしか上に上がれないそうです。
塔内は美しい櫓が組まれていて状態もよいそうですがさすがに危険で現状での見学は無理なんだとか。
1階でビデオ上映がされていました(2024年10月現在)。


美しい煉瓦で囲まれた中庭。
喫茶室

「第貳號法廷」は現在は喫茶室になっています。


入口玄関上の塔、その下の丸にはかつて菊の紋章が飾られていたそうです。カッコいいからまた飾って欲しいなぁ。
「文化のみち」を散策しよう↓
市政資料館館内の喫茶店でノスタルジーに浸るのもよし↓

白壁エリア「文化のみち」を散策ガイド↓↓





さいごに
市政資料館は無料で気軽に入れるので何度もふらりと訪れていますが、中央階段とステンドグラスは何度見ても圧倒されますよ。
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。


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