あいたて博2024で蒲郡クラシックホテルを見学してきました。三河湾を臨む高台の頂に位置する、和と洋を融合したクラシックなホテル。
普段は見られない地階宴会場の美しいインポートタイルや、愛らしいステンドグラス、デラックススイートルームまで見せていただき大満足で帰ってきました!
さっそくレポしますね。
蒲郡クラシックホテルの建築データ
【施設情報】蒲郡クラシックホテル
竣工:
1934年(昭和9年)
設計:
久野 節
備考:
登録有形文化財(2022年指定)
駐車場:200台
【この場所の魂】
1934年(昭和9年)竣工、城郭を象った和と洋が融合した高台に佇む優美な姿は現在も多くの人を魅了している。
昭和・平成・令和と困難な時代を超えて多くの人々に守られてきたクラシックホテル。
三河湾を望む丘の頂に位置。鉄筋コンクリート造躯体に入母屋造銅板葺屋根を載せ、寄棟の塔屋、千鳥破風や軒唐破風で飾る。3層の西棟は和洋折衷のレストランや玄関ホールとし、2層の東棟は客室を並べる。和風意匠を用いて格調高い外観を造る国際観光ホテル。
文化庁・文化遺産オンライン参照
蒲郡クラシックホテルとは?
1934年(昭和9年)開業、名古屋の織物商・滝信四郎氏が手がけた「料理旅館 常磐館」(1912年(明治45年)創業)が前身の、100年を超える歴史を持つ老舗ホテルです。
三河湾を見下ろす高台に建つ城郭風建築のクラシックホテルで、”近代化産業遺産”、”蒲郡市景観重要建造物”、”国の登録有形文化財(建造物)”に指定されています。
格調高く華麗な城郭風建築の外観と、クラシカルで知的なアールデコ様式の内観。竹島を繋ぐ竹島橋からは、まさにお城のように見えます。
戦争を耐え、1959年(昭和34年)の伊勢湾台風を乗り越え、1957年(昭和32年)には天皇皇后両陛下も宿泊されたという、由緒正しく格式高いホテルなんですよ。
アクセスは?

名鉄蒲郡線・JR「蒲郡駅」から徒歩20分ほど。タクシーなら5分ほどの距離ですが、今回は陽気もよくのんびり歩いてみました。

こちらは竹島へ続く橋の鳥居前から見た蒲郡クラシックホテル。高台で緑に囲まれた、まさにお城のような佇まいです。
1934年(昭和9年)の竣工以来、昭和・平成・令和と、この美しい姿を後世に残すために多くの人々に守られてきた伝統のクラシックホテルです。

和と洋の建築様式を巧みに合わせた、絶妙なデザインが見事ですね。

城郭を象った、和洋折衷の美しいデザインに惚れ惚れしてしまいます。

重厚な木材とコンクリートが絶妙に組み合わされています。

2階カフェ「アゼリア」のテラス部分。まるで神社仏閣のような厳かな佇まいを見せています。

こちらは2本バーが特徴的なクラシカルな扉。使い込まれた風合いがとても素敵です。
ロビー

エントランスを一歩足を踏み入れると、正面には歴史を感じるエレベーターと階段が迎えてくれます。

竣工当時の「蒲郡ホテル」時代、エレベーターの中には換気用グリルに雷紋の装飾が施されていました。後にプリンスホテルへと変わってエレベーターを交換する際、その元々の美意識を模様としてしっかり再現されたそうです。

階段に設置された階数表示の指針も、蒲郡ホテル時代から大切に受け継がれて使われているそうですよ。

見上げるほど開放的な、吹き抜けの天井空間。


天井の漆喰まわりには、職人技が光る繊細な透かし彫刻があしらわれています。

どこを切り取っても絵になる、クラシカルで温かみのある高雅なロビー。

ホールに佇む重厚なマントルピースも、創業当時からの貴重なものだそうです。
地階宴会場「松の間」

今回のツアーで、地階にある格調高い宴会場「松の間」を特別に見学させていただきました。

ずらりと並ぶ格調高い椅子の、六角形をした背もたれの裏側には、蒲郡クラシックホテルの由緒あるロゴマークが精緻に彫られています。


階段を下りて地階へ向かいますが、窓の外には美しい庭園が広がっており、そのまま外の緑へ出られる設計になっています。

そしてテラスに敷き詰められたタイルが、もう本当にうっとりするほど素敵なんです!

貴重なインポートのレトロタイルなので、一枚ごとに微妙に異なる表情や色合いのグラデーションがあり、当時の職人技の贅沢さを肌で感じられます。
ロイヤルスイートルーム

なんと、窓から遮るものなく竹島を一望できる最上級の「ロイヤルスイートルーム」の内部にも入らせていただけました!

格式高い気品と、どこか温かみのある上品な雰囲気が見事に調和していて、極上のリラックスタイムを過ごせそうな至福の空間です。

施された壁紙のデザインまで徹底してクラシカルで品格がありますね。

専用テラスから臨む三河湾と竹島の眺望も、言葉を失うほどの最高のご褒美です。
吹抜けステンドグラス

2階から3階へと続く階段の踊り場にあしらわれた、美しいステンドグラス。

普段の宿泊やカフェ利用でエレベーターを使ってしまうと、すれ違いざまに気づかずに通り過ぎてしまうかもしれない隠れた名所です。

繊細な摺りガラスを通して差し込むやわらかな光と、やさしい色彩のコントラスト。上品で愛らしいステンドグラスの意匠に、しばし時間を忘れて見惚れてしまいました。
お城を堪能した後は、華やかな食の特等席へ
登録有形文化財の素晴らしい建築美や、普段は見られない特別な意匠を堪能した後は、ホテルが誇る最高にクラシカルな空間での美食タイム。合わせて巡りたいランチ&カフェのディープなレポはコチラからどうぞ!
↓↓松ぼっくりの銀クローシェを開ける感動!伝統の絶品カレーランチ↓↓

↓↓竹島を一望するテラス席!最後まで薄まらない感動のアイスコーヒーとケーキセット↓↓

横浜のクラシックホテル「ホテルニューグランド」のレポはこちら↓

東京のクラシックホテル「東京ステーションホテル」のレポはこちら↓

奈良のクラシックホテル「奈良ホテル」のレポはこちら↓

奈良の料亭「菊水楼」のレポはこちら↓

あいたて博おすすめレトロ建築はこちら↓

さいごに
今回の見学会でさらに蒲郡クラシックホテルが大好きになりました!
華美な豪華さはありませんが、可憐で上品、どこまでもクラシカルな雰囲気が本当に魅力的ですよね。
*2024年10月訪問撮影
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。

コメント