大垣・日本一硬い?『田中屋せんべい総本家』をレトロ散策!名物みそ入せんべいと「まつほ」実食の記録

大垣市

大垣レトロ巡り、岐阜県大垣市にある「田中屋せんべい総本家」へ寄ってみました。

創業は安政6年(1859年)、看板商品は、創業当時から変わらぬ伝統製法を守り続ける「みそ入大垣せんべい」。

近年では、伝統を受け継ぎながらも、みそ入せんべいをキャラメリゼした「まつほ」など、現代的なアレンジを加えた新しい商品も展開し、幅広い世代から人気を集めています。

田中屋せんべい総本家の店舗情報

【場所詳細】田中屋せんべい総本家

所在地:
岐阜県大垣市本町2-16

アクセス:
JR東海道本線「大垣駅」南口から南へ徒歩約10分

電話番号:
0584-78-3583

▶ Googleマップで場所を確認

営業時間:
9:30〜18:00(日曜日 9:30〜17:00)

定休日:
水曜日

駐車場:
専用無料駐車場有

【この場所の魂】
安政6年(1859年)伝統製法を守り続ける「みそ入大垣せんべい」、店頭では職人が一枚づつ手焼きでせんべいを焼き上げる姿を見学できる。伝統を守りつつ「まつほ」「YES! SENBEI CAN」など斬新的な商品も生み出している。

日本一硬い焼きせんべい!「みそ入大垣せんべい」

看板商品は、創業当時から変わらぬ伝統製法を守り続ける「みそ入大垣せんべい」。

みそ入大垣せんべい

卵を一切使用せず、自家製の糀味噌、小麦粉、砂糖、胡麻のみを使って職人が一枚一枚丁寧に手焼きしています。

そのため独特の硬さと艶があり、特に折りたたんだ「四ッ折」は日本一硬いせんべいとも言われているんですよ。

大垣のお店ではガラス越しに職人が手焼きする姿を実際に見ることができます。

日本一硬いせんべい対決?

実は愛知県には同じく「日本一硬いせんべい」として全国的に有名なせんべい、総本家あかだ清七の「あかだ・くつわ」があります。

2つのせんべいの違いを比べてみましょう。

あかだ・くつわ(津島市)

米粉と黒ゴマの団子を、1時間かけてじっくり油で揚げて水分を完全に抜いたもの。「日本一硬い和菓子(揚げ菓子)」として広く知られています。

みそ入大垣せんべい(大垣市)

小麦粉と味噌をベースに、職人が型に挟んで焼き上げたもの。「焼きせんべい」のジャンルで日本一の堅さと言われています

どちらも歯が折れそうなほどの強烈な堅さですが、「油で揚げる米菓子」か「火で焼く小麦粉せんべい」かという製法の違いがあります。

左が津島神社前の総本家あかだ清七の「あかだ・くつわ」、まん丸が”あかだ”で輪っかが”くつわ”。

右が田中屋せんべい総本家「みそ入大垣せんべい」ですが、これを熱いうちに2折、4折に畳むとさらに硬さが増し、近年さらに技術を磨いて登場した「8折」は究極の硬さなんだとか。

6代目の復活ストーリー

160年の歴史を誇るお店ですが一時は製造が縮小し途絶えかけるも、店を離れていた6代目が2001年に戻り「このままでは伝統が途絶える」と奮起して復活を遂げました。

実は現社長の6代目は、大学時代にフリースタイルスキーのエアリアル(空中を何回転もする過酷な競技)に没頭し、全日本選手権で3位に入るほどのアスリート。 24歳までオリンピックを目指しスキーに捧げていたという、老舗の跡取りとしてはかなり異色の経歴を持つんだとか。

6代目のもとで「キャラメル煎餅 まつほ」や「YES! SENBEI CAN」などのモダンなヒット作を連発し、全国区の人気ブランドへ進化しました。

スキーへの情熱を家業のせんべいに注いだのでしょうね。

大垣駅近く、文化遺産の趣きある店舗

田中屋せんべい総本家の外観

田中屋せんべい総本家は大垣駅南口から南へ徒歩約10分ほど、大通りから入ったところにお店を構えます。

田中屋せんべい総本家の入口

宮大工が手掛けた重なり合う入母屋(いりもや)の三角屋根が印象的な建物で、大垣市の歴史文化遺産に指定されています。

店内はリノベーションされており、とてもきれいになっていますよ。

お土産にもおすすめ!伝統×革新の新感覚せんべい2選

「せんべいなど時代にあわない」と一度は生産を外部の職人に丸投げし、洋菓子に力を入れていた5代目に下剋上をつきつけ、完全自家生産へ舵を切り見事にお店を復活させた6代目。

伝統を守りながらも、革新的なヒット作を生み出しています。

味噌とキャラメルの絶妙な融合「キャラメル煎餅 まつほ」

田中屋せんべい総本家のまつほ
田中屋せんべい総本家のまつほアップ画像

みそ入り大垣せんべいをベースに、砂糖、バター、生クリームに、蜂蜜とバニラビーンズを特製キャラメルペーストを塗りオーブンへ、さらにフランス産「ゲランドの粗塩」をひとふりし、粉糖をかけて二度焼きして香ばしく仕上げています。

味噌のコク、ゴマの風味、キャラメルのほろ苦さ、そして粗塩のアクセントが一体となった、計算し尽くされた味わいがクセになりますね。
2度焼きしているのでかなり硬く、一枚で食べ応えもあります。

「まつほ」という名前は、百人一首の恋の歌「来ぬ人を まつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩の 身も焦がれつつ」に由来しているそう。
キャラメルを「焦がして」焼く製法と、身も焦がれるほどの美味しさを掛け合わせたロマンチックなネーミングもおもしろいですよね。

クッキー缶のようにおしゃれな「YES! SENBEI CAN」

YES! SENBEI CAN

あるようでなかった”おせんべいの缶クッキー(せんべい)”、「YES! SENBEI CAN」。

シンプルな素材を使い、香料や保存料などの食品添加物は不使用(膨張剤の重曹のみ使用)なので安心してギフトに贈れますね。

御菓印もいただけます

田中屋せんべい総本家の御菓印

御朱印ならぬ「御菓印」を集めているのですが、田中屋せんべい総本家では3種類の御菓印が選べます。 1,500円以上購入で無料サービスだったと思います。

田中屋せんべい総本家の御菓印とみそ入大垣せんべい

手書きで日にちも入れていただきました。

大垣は「御菓子 つちや 俵町本店」でも御菓印いただけます、明治建築の店舗をぜひ一目見て欲しい!

大垣『御菓子つちや』俵町本店の明治建築と銘菓「柿羊羹」の記録
岐阜県大垣市のレトロな街並みを巡る旅。今回のお目当ては、創業270年の歴史を誇る老舗中の老舗「御菓子つちや(槌谷)俵町本店」への巡礼です。明治時代に建てられた風情ある店構えをこの目で見るべく、足を運びました。大垣銘菓「柿羊羹」だけでなく、美…

大垣の夏の風物詩「水まんじゅう」も見逃せませんよ。

大垣駅前商店街『金蝶園総本家』水まんじゅう、豊かな地下水の大垣・夏の風物詩
大垣レトロ巡り、締めくくりは大垣の夏の風物詩「水まんじゅう」をいただきました。水都と呼ばれる大垣の地下を流れる水は夏でも冷たい天然の冷蔵庫、そのおいしい地下水で作った「水まんじゅう」は大垣ならではの名物ですね。大垣駅前商店街「金蝶園総本家」…

大垣の純喫茶&レトロ建築をさらにチェック!

さいごに

この記事では大垣の老舗おせんべい屋さん「田中屋せんべい総本家」をご紹介しました。大垣には銘菓が多く、それは水都と呼ばれる大垣の良質な地下水を使っているからでしょう。

さらにSNSで話題をさらった「御菓子つちやのみずのいろ」など伝統を守りながらも革新を続ける大垣気質を感じました。

*2025年6月、2026年6月訪問撮影

記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。

コメント

You cannot copy content of this page

タイトルとURLをコピーしました