【大垣八幡宮】湧き出る地下水と赤い鳥居、水都で癒される記録

大垣市

大垣駅南口の「お城街」などのディープな路地裏散策を楽しんだあと、少し足を伸ばして街の総鎮守である「大垣八幡宮(おおがきはちまんぐう)」を訪れました。

ここは、大垣が誇る「お水」と「お祭り」のカルチャーがギュッと凝縮された、とっても優しくて清らかな空気感が漂う場所。緑と水路に囲まれた境内の、心癒されるお散歩レポートをお届けします。

豊かな水がたゆたう水の都「大垣」

水の都と呼ばれる良質な地下水に恵まれた「大垣」、湧き水で有名な「大垣八幡宮」へ向かいます。

美しく澄んだ川沿いに緑豊かな木々が並び、遠くに小さな橋が見える大垣の穏やかな川沿いの散策路

大垣八幡宮へはJR大垣駅南口から徒歩10分ほどですが、少し遠回りして川沿いの緑で囲われた気持ちの良い歩道を散策しがてら向かいます。

大垣神社八幡宮を参拝

木々の緑に囲まれた中に、堂々とそびえ立つ大垣八幡宮の立派な石造りの大鳥居

創建は建武年間(1334年〜1338年)頃、歴史ある神社をまずは参拝です。

竹筒から透き通ったお水が静かに流れ落ち、青々としたもみじの葉が添えられた風情ある手水舎

こちらの手水舎も地下水をくみ上げているのでしょうか。水が出てくる「龍口(りゅうぐち)」がないですよね。

手水舎の周りに置かれた、みずみずしい緑のコケやシダが豊かな湧き水に潤されている様子

水場の鮮やかな緑も豊かな地下水の象徴でしょう。

青空の下、厳かな雰囲気を漂わせる大垣八幡宮の立派な本殿と玉砂利が敷かれた美しい境内

広々とした立派な神社はここでずっと大垣の地を見守ってきたのですね。

澄み切った名水がこんこんと湧き出る「大八幡の井」

大垣八幡宮の境内に設置された、冷たく澄んだ湧き水がこんこんと湧き出る大八幡の井の水汲み場

お目当ての自家噴水の湧き水「大八幡の井(おおはちまんのい)」を発見! 大通りの鳥居をくぐってすぐ右にありました。

丸い水盤からなみなみと溢れ、勢いよく流れ落ちる透明度の高い美しい大八幡の井の水流

思っていた以上に潤沢に流れる水流、蒸しっと汗ばむ5月ですがこの場所は清涼な空気に満ちていました。

持ってきたペットボトルに汲み入れている方も何人か、わたしもマイボトルに入れていただきましたが冷たくておいしかったです。

水質検査結果や深さ125メートルなどの詳細が記された大垣南ライオンズクラブ設置のステンレス製案内板

自噴水 大垣の湧水(ゆうすい)
深さ 125m 直径 150㎜

大垣は昔から「水の都」と呼ばれ、多くの家庭には自噴井戸がありました。それに町のいたるところに水路があり、そこを清水が流れておりました。大垣は水とは切っても切れない関係にあり発展してまいりました。
大垣南ライオンズクラブは結成30周年を迎えるにあたり、”水と親しみ、水に感謝し、自然にも感謝”できる市民の憩いの場所となるよう、八幡神社の境内に自噴井戸を掘削いたしました。皆様にいつまでも愛される井戸として、たいせつにご利用ください。

ユネスコ無形文化遺産「大垣まつり」の舞台

普段はとっても静かで穏やかな境内ですが、ここは毎年5月に開催される「大垣まつり」の主役となる要の場所です。

大垣城主が城下の総氏神としてこの八幡宮を整備し、お祭りを奨励したのが始まり。豪華絢爛な「軕(やま※山車のこと)」が街を練り歩くこのお祭りは、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

お祭りには20万人が集まり、この静かな神社も多くの人で賑わうそう。

涼やかな風が吹き抜ける、神社横の水路と赤い鳥居

大垣八幡宮の境内の一角に整然と美しく並ぶ、鮮やかな朱塗りの稲荷鳥居の連なり

境内には豊かな緑に映える美しく並んだ赤い鳥居。

神社に隣接する水路に小さな木造の橋が架かり、澄んだ水が静かに流れる情緒ある風景

神社の横には大垣の街らしく水をたたえた水路が通っていました。

水路の脇に広がる青々としたコケやシダなどの植物が、豊かな水を含んで美しく生い茂る光景

豊かな水と水場によりそう美しい緑、日本の原風景ですね。

この名水を使ったコーヒーがいただける、近くの喫茶店「サンパウロ」

赤いテント屋根に珈琲の店サンパウロと書かれた、昭和レトロで味わい深い喫茶店の外観

この大垣八幡宮のすぐ近くにある純喫茶「サンパウロ」さんは、この八幡宮の名水を使ってコーヒーを淹れていらっしゃるのだそう。

お参りのあとに、同じお水で淹れたまろやかでコクのある1杯をいただく贅沢を味わってみてはいかがでしょうか。

大垣『喫茶サンパウロ』亀倉雄策マッチと八幡神社ご神水で淹れる珈琲の記録
大垣レトロ巡り、亀倉雄策氏がロゴを手掛けたマッチを目指し「喫茶サンパウロ」へ。JR大垣駅からは徒歩6分ほど、駅前商店街から少し離れた静かな場所です。マスターが厳選した炭焼焙煎のコーヒー、生フルーツのヨーグルト、熱帯魚を目で追いながらゆっくり…

おわりに

路地裏のディープな昭和レトロ散策から一転、澄んだ冷たい水と豊かな緑に囲まれて深呼吸ができる大垣八幡宮。ここは大垣散策の締めくくりにぴったりの、優しくて心洗われる特別な場所でした。

今回は少しの滞在でしたが、また次回、もう少し涼しくなった秋の日に、今度はもっとゆっくりと境内の「可愛い」や「名水」を探しに、大垣の街を歩いてみたいと思います。

English Summary

In this article, I visit Ogaki Hachiman Shrine, a historic sanctuary dating back to the Kenmu era (1334–1338). Known as a prominent spot in the “City of Water,” the shrine features “O-Hachiman-no-I,” a natural artesian spring welling up from 125 meters underground with incredibly clear, cold, and delicious water. Interestingly, the nearby retro kissaten “San Paulo” uses this very sacred water to brew their smooth, flavorful coffee. Experience the refreshing breeze blowing over the shrine’s small canal, admire the beautiful vermilion Torii gates, and enjoy a relaxing, nostalgic stroll through Ogaki’s peaceful spiritual heart!

*2025年5月訪問撮影

※ 記事の情報は公開日時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。

【施設名】大垣八幡宮
創建:建武年間(1334年〜1338年)頃
住所:岐阜県大垣市西外側町1丁目1
アクセス:JR「大垣駅」南口から徒歩約10分
>>Google mapで場所を確認する
電話:0584-78-4977
営業時間:参拝自由(授与所は09:00〜17:00頃)
定休日:無休
喫煙・禁煙:境内禁煙
駐車場:あり(境内駐車場)

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