昭和3年創業名古屋の老舗の和菓子処「むらさきや」の初夏の和菓子たちです。
伏見の御園座近くにあり歌舞伎役者たちにも愛される極上の和菓子、特に水羊羹は名古屋では一番に名前があがるくらいに有名ですね。
和菓子も昔からお茶席などがメインでお店もごくシンプル、一般客にはあまり知られていない隠れた名店と言えるかもしれません。
極上のあんこが絶品の和菓子は松坂屋名古屋店、ジェイアール名古屋高島屋にも並べられる逸品なのです。
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お店の場所
お店は名古屋市中区・伏見「御園座」の前にあります。
地下鉄伏見駅1番出口を出てすぐに左折、1本目の交差点角なので徒歩1分ほど。
店内の様子と雰囲気
お抹茶とセットで出来立ての和菓子をいただくこともできますよ。
和菓子の種類と値段
和菓子は「生菓子」と「中干菓子」が店頭に並んでいます。
昔は「中干菓子」は日持ちがするように少し甘めに仕上げていたそうですが、現在はどちらも日持ちは当日を含めて2日間。
「中干菓子」の方が少し小ぶりのサイズで、名前だけがそのまま残ったようです。
むらさきやと言えば誰もが口にするのが「水羊羹」、その滑らかで上品な口当たりは格別です。
水羊羹だけではなく餡がおいしいむさらきやは羊羹が絶品!贈答用としても一年中人気なんですよ。
生菓子5種、各280円(税別)
消費期限は当日を含んで2日間。
中干菓子4種、各140円(税別)
羊羹の種類と値段
水羊羹の値段と消費期限
人気の水羊羹は一竿2,000円(税別)、カップ400円(税別)。
消費期限は当日含め3日間です。
おすすめの生菓子5点
蓋の裏に判が押してあるのは、名古屋の老舗に多い気がします(じゅの調べ)。
道明寺「くらま」(上りあん)/税別280円
道明寺のもっちりとした食感、桜餅の夏バージョンって感じですね。
村雨「早苗」(小倉あん)/税別280円
求肥「鮎」(大島あん)/税別280円
求肥ももっちりと驚くほどやわらかでした。
葛製「みぞれ」(上がりあん)/税別280円
これからの季節には少し冷やして食べるとよりおいしいですね、冷やしすぎには注意です。
わらび餅(小倉あん)/税別280円
「芳光」と「川口屋」は共にこしあんでとろけるようなわらび餅ですが、粒あんのわらび餅もこれまたおいしいですね。
どれも甘さ控えめながら、良質の小豆のよさを感じられる上品なお味でした。
賞味期限は?
賞味期限は「生菓子」が当日を含めて2日間。
水羊羹が冷蔵保存で当日を含めて3日間、常温ですと蜜が出てしまうので早めに冷蔵庫へとのことです。
羊羹は常温で3カ月。
駐車場は?
駐車場は建物の中に3台ほどあります。
水羊羹と和菓子は名古屋駅と栄でも購入が可能
名古屋・栄の松坂屋名古屋店の地下1Fにも「むらさきや」のお店があります
生菓子、水羊羹、羊羹と、むらさきやで取り扱っている品はすべて揃っています。
名古屋駅のジェイアール名古屋高島屋店地下1F「銘菓百選」で購入可能
生菓子詰合わせ5個(1,512円税込)のみになります。
月~土(日曜日はむらさきやの定休日のためお休み)まで毎日数量限定で販売されていますので、名古屋土産としても是非どうぞ
お取り寄せは?
羊羹に限って「大丸名古屋松坂屋」からお取り寄せができます。
さいごに
店構えは和菓子屋さんとわからず通り過ぎてしまうくらいですが、ビルの立ち並ぶオフィス街に存在感のある佇ずまいです。
それでも店内に入ればさほど敷居が高い訳でもなく、気軽に買える感じです。
お店の中のはもちろん、玄関先の大きな花瓶に添えられた大倫のユリの花も本物でした。
老舗の圧倒的な存在感を感じられましたね。
先客はスーツ姿の男の人で両手に紙袋をかかえていたのでビジネス手土産でしょうね。
他に着物姿のご婦人が入ってきて、慣れた感じで大量に注文をし「後から取りに来るから」と帰って行かれました。
やはり贈答物や茶席用、お店で出す常連さんが多いんでしょうねぇ。
店舗情報
むらさきや
住所:愛知県名古屋市中区錦2-16-13
電話:052-201-3645
営業時間:月~金 9:00~17:00
土 9:00~15:00
定休日:日曜・祝日
駐車場:有
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