尾張名古屋で育まれた和菓子文化、名古屋にはおいしい老舗の和菓子屋がたくさんあります。
個人店に限れば生菓子は林修先生も絶賛する川口屋、わらび餅なら芳光、最中なら不朽園、そして羊羹と言えば「むらさきや」といった名前がまずあがるのではないでしょうか。
むらさきやの看板商品と言えば夏は水羊羹、秋には栗蒸羊羹ですね。
棹羊羹は日持ちがしますが水羊羹や栗蒸羊羹は2~3日しか日持ちがしません。いただけるのは地元の特権と今年もお邪魔してきました。
*2021年の栗蒸し羊羹は9月13日からスタートしました。
お店の場所は?
お店は名古屋市中区・伏見「御園座」の前にあります。
地下鉄伏見駅1番出口を出てすぐに左折、1本目の交差点角なので徒歩1分ほどの場所にあります。
一見、和菓子屋とわからなぬような扉を開けると目に入るのは、羊羹の贈答用の箱が並んだショーケース。この様子を見てもむらさきやの羊羹の人気ぶりが伺えますね。
秋の和菓子ラインナップ
11月中旬に伺った、店頭の和菓子のランナップをご紹介しますね。
生菓子(税別)
- しかの子餅(求肥・栗入り上がりあん)・・340円
- 栗蒸羊羹・・340円
- 栗粉(上がりあん)・・340円
- 菊(薯蕷・小倉あん)・・280円
- 走り餅(銀杏入り・大島あん)・・280円
- 栗(ういろ・上がりあん)・・280円
中干菓子(各140円税別)
- 焼栗(上がりあん)
- 初霜(小倉あん)
- 小倉山(小倉あん)
- 竜田皮
以前は生菓子より中干菓子の方が日持ちが長かったそうですが、現在は日持ちは同じで小ぶりサイズの和菓子のようです。
*上がりあん→こしあん、大島あん→こしあん。
棹羊羹(税別)
- 錦の友(小倉)・・2,000円
- 昔の友(黒糖)・・2,000円
- 練羊羹(備中白小豆)・・2,800円
- 栗蒸羊羹・・3,400円/半竿1,700円
秋の和菓子4点をお買い上げ
今回は生菓子4種類をお買い上げしました。
白い箱の内側に「むらさきや」の印、箱は平らに広げられるようになっており、取り出しやすいようになっているんですよ。
栗蒸羊羹 340円税別
お目当ての「栗蒸羊羹」、秋には是非ともいただきたい和菓子です。
名古屋で水羊羹と言えばまず名前があがる「むらさきや」、栗蒸し羊羹も同じくらいに秀悦の一品。
名古屋の昔ながらの和菓子屋さんでは、味噌松風と栗羊羹を合わせた「栗蒸し羊羹」が並びますが、これは名古屋独特のようですね。
普通は栗羊羹のことを指すようです。
味噌としょう油の香ばしいむっちりとした蒸しカステラに甘い栗羊羹、名古屋人はつくずく甘辛くて濃い味が大好きなようです(笑)
むらさきやの栗蒸し羊羹は栗がこれでもかとごろごろ入って、思わず顔がほころぶおいしさですよ。
菊 280円税別
薯蕷まんじゅう(じょうようまんじゅう)の「菊」。
黄色が菊の花で緑が葉っぱ?
中は粒あん、上用の皮がちょっと厚めでもさもさするかな。
走り餅 280円税別
うっすらと見えている黄色いのが”銀杏”。和菓子に銀杏ってちょっと珍しい?
中はコクのある黒糖あん、求肥の皮がすんごくやわらかでおいしい!黒糖あん最高です。
栗 280円税別
栗の形の「栗」の和菓子、栗は入っていません(笑)
皮はもっちりとしたやわらかなういろう、中は上品なこしあんでこれは好きな味!
このういろうがとってもおいしくてこれだけでも食べたいくらい。
賞味期限(日持ち)は?
賞味期限はすべて翌日まで。
お店の奥にとっても素敵な茶室があるのでお抹茶といただくのもおすすめ!おいしいので2つくらいはペロリとたべられちゃいますよ(笑)
駐車場は?
駐車場はお店の東玄関横にあります。
建物の奥にあるのでちょっとわかりずらいかもです。
さいごに
やっぱり50を過ぎるとケーキより和菓子の方が落ち着きますね(笑)
冒頭にあげた川口屋、芳光、不朽園もわたしの大好きな和菓子屋さんばかりですが、他にも名古屋にはおいしい和菓子屋さんがたくさん!
ぜひこちらでチェックしてみてくださいね。
※ この記事は2018年11月時点の情報です。
店舗情報&MAP
<店舗情報>
むらさきや
住所:愛知県名古屋市中区錦2-16-13(google mapでみる)
アクセス:地下鉄東山線伏見駅から徒歩3分
電話:052-201-3645
営業時間:【月~金】9:00~17:00【土】9:00~15:00
定休日:日曜・祝日
駐車場:有
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