名古屋・中村区『孝和堂本店』創業80年の大鳥居ふもとの和菓子屋さん！草餅（蓬餅）はいつ買える？

名古屋市中村区で、創業80年続く和菓子屋「孝和堂（こうわどう）」へ行ってきました！

店主自ら手摘みした「蓬（よもぎ）」を使い草餅（蓬餅）を作っているそうで、先日MASAcafe（マサカフェ）でモーニングの後に草餅目当てにいそいそと向かいました。

残念ながらお目当ての草餅は販売終了してましたが、創業当時の姿を残す立派な店舗に”いにしえ”萌え！
こんな素敵なお店をいままで知らなかったとは、名古屋人としてだちかんわ！ってことでレポします。

お店の場所は大鳥居のふもと

お店の場所は地下鉄東山線 中村公園駅1番出口をでてすぐ、赤い鳥居が目印です。
こちらの大鳥居は中村区が”名古屋市”となった記念に昭和4年10月に建てられ、その後昭和14年にお店を創業されたそう。

ってか、この大鳥居の存在しらなかった！そういえば中村公園も行ったことない（笑）
名古屋に半世紀以上住んでても、知らないことっていっぱいありそうですね。

お店は創業70年を迎えた平成19年に改装されてオールリニューアルされたそう。
とは言え老舗の面影があちこちに残されており、趣のある店構えです。

お店はドアが開いておりオープン。

左側の勝手口？の扉は格子戸。創業当時のそのままでしょうか、涼し気です。

和菓子の種類と値段

• うす皮（当日）・・150円
• 豆大福（当日）・・210円
• あんころ餅（当日）・・200円
• 酒素（当日）・・160円
• 葛桜（当日）・・230円
• おはぎ（当日）・・200円
• 黄粉おはぎ（当日）・・200円
• 道明寺（2日）・・180円
• 上用（3日）・・210円
• 栗まん（5日）・・180円
• 若鮎（2日）・・200円

• 本わらび餅（3日）・・900円
• 葛むらさき（2日）・・750円
• 冷・栗流し（2日）・・270円
• 抹茶しるこ（2日）・・260円

（賞味期限）です、札に商品名と一緒に賞味期限も明記してあり心憎いですね。

購入した和菓子3点

お昼替わりにおはぎと、涼し気な葛桜を購入しました。

和菓子の箱がこれまた素敵！

箱の横には「幸せをお菓子ののせて贈る店」と。思わず笑顔になっちゃいます。

おはぎ 200円

『黄粉おはぎ』（200円税込）と『おはぎ』（200円税込）。
これがずっしりと大きくて、重さはどちらもキッチリ96g。職人技だ。

もち米がたっぷりで食べ応えあります。

黄粉も粒あんももち米もたっぷり。
もち米も粒あんもしっかりめ、昔ながらのおはぎって感じです。

葛桜 230円

『葛桜』（230円税込）、重さは59g。

暑かったので冷やして食べようかと思ったのですが、本葛らしく冷蔵庫には入れないようにと説明されました。
冷やして食べたいなら食べる前に20～30分ほど、冷蔵庫に入れっぱなしにすると固くなり風味が落ちるので気をつけましょう。

おはぎの粒あんは甘めで素朴な味わいでしたが、こしあんはなめらかで上品。桜の葉は珍しい青葉で色合いが美しい。
塩気が少なく、苦味とこしあんの甘さが絶妙でクセになるおいしさでした。

草餅（蓬餅）はいつ頃？

考和堂の草餅（蓬餅）はお正月を過ぎた1月から販売され、手摘みで収穫した蓬の在庫がなくなり次第に販売終了になります。
市販の蓬粉末とか冷凍は使わないんですね。

今年は6月末に終了したそうで、2週間ほど遅かった、、、。
人気商品だけに電話で予約してから足を運んだ方がよさそうです。

味わい深い老舗の味わい

店内があまりに素敵で、お声かけて撮影させていただきました。

天井は新しくしたようですが、立派な梁はそのまま残したようです。

年季の入った立派な椅子。細足がレトロで味わいありますね。

創業当時は、大治や七宝・津島といったところから、お百姓が収穫した作物を名古屋駅周辺まで荷車を引いて運んでいたんだとか。
道中にある和菓子屋で、一服をするのが一番の楽しみだったそう（公式サイトより）。

店頭にある縁台も、その頃に使われていたものなのでしょうね。
おはぎがしっかりとして大粒なのも、荷物の番をしながら片手で気軽に楽しめてお腹が膨れるようなんでしょう。

駐車場は？

駐車場は店舗脇を北に進み70ｍ先左側にあります。

さいごに

なんとも立派で、昭和初期の賑わいを感じられる老舗の和菓子屋さんです。
考和堂がなかったら、死ぬまで赤い鳥居を知ることもなかったかも（大袈裟）？

素朴な和菓子と、老舗の歴史を味わってみてくださいね。

草餅はこちら↓
草餅がうまい『孝和堂本店』手摘み蓬で作る伝統の味わい！中村公園すぐ、販売期間は？予約はできる？

※ 記事の情報は公開日月時点のものです。

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