★名古屋グルメブログ おいしいなごや★

名古屋駅『ハセ珈琲店』あんトーストモーニング!創業65年のレトロ純喫茶

名古屋駅「ハセ珈琲店」でモーニングしてきました。創業1954年、65年の歴史を持つ老舗の喫茶店です。

名物は粒あんもりもりの「小倉トーストモーニング」、あんこ好きにはたまりません!

カウンターで創業当時から通っているという「生き字引」のおじいちゃんにタイミングよく出会いましてお話ししましたが、”喫茶店”の奥深さにシミジミ感動したのでした。

お店の場所は?

お店の場所は名古屋駅から歩いて5分ほど、「那古野交差点」の南側。

交差点の噴水の奥にありますよ。

煉瓦の風情ある入口、使い込まれたドアもいい感じです。

現在の店舗は11年ほど前、平屋からビルに建て替えられたそうです。

店内の雰囲気

平日の10時くらいに伺いましたがちょうどお客が引いたようで空いてました。
店内にも煉瓦が詰まれ(発泡スチロールじゃないよ)、落ち着いた雰囲気です。

常連さん専用?のカウンター席、使い込まれてました。

お土産らしきものが置かれており、老舗らしい分に気をかもしだしてます。

モーニングメニューの種類と値段

モーニングメニュー、7月1日から値上げになりました。
好きなドリンクに追加料金でついてくるモーニングです。

  • A:トースト(バターorジャム)+ゆで玉子・・80円
  • B:小倉トースト+ヨーグルト+ゆで玉子・・150円
  • C:チーズトースト+ヨーグルト+ゆで玉子・・200円

午後2時~5時まではプチデザートがつきます。

ブレンドコーヒー 460円税込

まずはブレンドコーヒー。
先代と同じく、2カ所の珈琲屋さんから仕入れた豆を独自のブレンドにしているそう。

名古屋らしい深煎りの濃い目コーヒー、さほどクセはなくすっきりめです。

お皿にのみ「ハセ」と書かれたマスコット?が描かれています。版画風でおしゃれ。

小倉トーストモーニング +150円税込

6枚切りのトーストにたっぷりの粒あん!

モーニングメニューは現在の2代目マスターになってから、常連さんのリクエストで始まったそう。

どうせならとたっぷり盛ったら思いがけず評判になり、今ではスマホ片手に若い子たちがモーニング目当てにお店に来るようになったんだとか。

ヨーグルトにはバナナのカットがはいっていてサービス満点のモーニング。ゆで卵もいい感じの半熟でした。

ドリンク代のみプチデザート(2時~5時)

2時~5時まではドリンク代のみで「プチデザート」がつくというので伺ってきました!

プチデザートが想定以上に豪華で嬉しい~。

その他のメニュー

定番メニューはコチラ。
前回伺った時には、値上げ前でおちらのメニュー表が下ろされていたので、こちらを写真撮りたいのもあって伺ったんだけど(笑)

コーヒー

  • ブレンドコーヒー・・460円
  • 今月のコーヒー・・550円~
  • ウインナーコーヒー・・550円
  • カフェ・オ・レ・・500円
  • カプチーノ・・550円
  • コーヒーフロート・・580円

トースト

  • トースト(バター・ジャム)・・400円
  • 小倉トースト・・550円
  • ハムトースト・・560円
    (スギモトのスモークハムを使用)
  • 玉子トースト(ゆで)・・560円
  • 野菜トースト・・580円
  • シナモントースト・・440円
  • チーズトースト・・550円
  • ピザトースト・・630円
  • ホットドッグ・・600円

こちらのメニュー板、立派な一枚板でテーブルにしてもかなり豪華になりそうです。
大事に使ってるんだろうなぁ。

喫茶店の黄金時代

建替える前のお店の写真がお店にありました。
「HASE COFFEE」かかれた看板、昭和29年当時はこじゃれたお店だったんでしょう。

カウンターで低音ボイスが素敵なマスターとそんな話をしていると、ドアが開いて「お店の生き字引」がご来店。

86歳になるというおじいちゃん、先代が今の場所に移る前の店からの常連さんだそうで、マスターを交えて面白い話を色々と聞かせてもらいました。

昭和30年代頃が一番お店が賑わっていたそうで、まさに喫茶店の黄金時代ってところでしょうか。

昭和45年くらいまではバスをチャーターして、常連さんたちで旅行へ行ったりボーリング大会やハゼ釣り大会なんかをやっていたんだそうです。
おじいちゃんもお店の常連やマスターに会いに毎日のように顔をだしていたんだとか。

その頃は喫茶店は飲食するところではなく、大人たちの情報交換や憩いの社交場だったんですね。

メニューも珈琲だけで、時代の流れでモーニングやサンドイッチがメニューに加わったのは二代目からだそう。

昔使っていたこじゃれたコーヒーカップ、こちらもその頃の常連さんを通して作ってもらったそう。

昭和の喫茶店はテレビが置いてありましたよね、野球中継は皆で盛り上がったそうですよ。

映画「オールウエイズ」のように、昭和30年代はどの一般家庭にもテレビや電話がある訳じゃなかったんですよ。

北多摩製作所さんからおかりしました。

そして昭和の喫茶店のテーブルに必ずと言っていいほどあったのが、100円入れる星座占いルーレット。

北多摩製作所さんでまだ作っていて、個人でも購入可能だそうですよ。

町内会日報さんからお借りしました

さらにその昔、わたしが子どもの頃に喫茶店にあったのが「ピーナツベンダー」と言われるピーナツの販売機。
10円入れてレバーを引くと、ピーナツが出てくるの、これ大好きだった~。

ああ、昭和が止まらない(笑)

さいごに

ハセ珈琲店がオープンした1954年は、東京タワー完成(1958年)よりも前。出会ったおじいちゃんのように日本の成長支えた人たちが通っていたお店と思うと感慨深いです。

たくさんの常連さんが集まったのは先代のお人柄で、今もなお常連さんが通っているのは二代目の魅力があってこそですね。

老舗喫茶店の魅力、しみじみと感じました。

名古屋の昭和純喫茶を歩いて巡るお散歩旅をしています↓

店舗情報&MAP

 

<店舗情報>
ハセ珈琲店
住所:愛知県名古屋市西区名駅3丁目11-2(google mapで見る
電話:052-551-4847
営業時間:営業時間:7:30~18:30【祝日】7:30~12:00
定休日:日曜日・第一土曜日
喫煙・禁煙:喫煙可
座席数:26席
駐車場:無(近隣にコインパーキング有)
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