【名古屋】旧栄町ビルの今も残るステンドグラス「虹の壁」と昭和のキオクと記録

栄・伏見・丸の内・鶴舞エリア

2021年に閉業してしまった「栄町ビル」、2018年の丸栄に続いての閉業でこのエリアの風景がすっかり変わってしまいましたね。

若い頃にはファッションビルで賑わい、夏になると三愛に水着を買いに行ってた乙女も多いのではないでしょうか。

「栄町ビル」には大好きな純喫茶「ペリカン」もあり思い出深い場所、閉業前に撮りためた写真をキオクの記念として残しておきます。

かつて「ステンドグラスの壁絵」から続いた、地下グルメ街の思い出を記録します。

↓↓栄町ビルの建築データや解体前の外観はこちら↓↓

【名古屋】栄町ビル解体前の記録。サカエチカより古い歴史と「1964年」のモダニズム
サカエチカより早い1964年(昭和39年)竣工、後に地下街と繋がった。「えいちょーびる」と親しまれたレトロビルの閉館前の記録(2021年閉館、2025年解体)

栄地下からのアクセス

サカエチカ西通路の突き当たりにある丸栄ロゴ入りのステンドグラス風壁画

栄地下からは西通路の突き当りを右が「栄町ビル」へ続くエスカレーターでした。左側を上がると「マルエイガレリア」です。

こちらの壁が何と呼ばれているのか調べてみると”とくに名称はない”と出てきましたが、丸栄でエレベーターガールをしてらっしゃったアラ還のお母様が「虹の壁」と呼んでいたと聞きました。すてきな名前ですね。

ステンドグラス風の壁にひっそりと残るかつての丸栄百貨店のロゴマーク

「〇に栄」はかつての丸栄百貨店のロゴマーク。今はなき「丸栄百貨店」がそこに存在したという確かな“足跡”が、今もひっそりと息づいています。

丸栄が閉店してしまった後、一時期は照明が消えてしまいましたが多くの人の声で再び光が灯るようになり感謝しかありません。

栄町ビルも解体されてしまった現在も、やさしい光がわたしたちを見守ってくれています。

多彩なカラーが美しく溶け合うステンドグラス風照明のグラデーション

絶妙な色合いのグラデーション、近くで見るとそれぞれ多彩なカラーが溶け合っています。

LEDでは決して再現できない、とろけるようなやわらかな光。この絶妙な色彩は現代の技術では再現が難しい「失われた芸術」なのだそうです

栄町ビル地下1階へと続くエスカレーターとえいちょーさんの文字がある階段

B1階のグルメフロアに続く階段とエスカレーター。

よく見ると階段に「えいちょーさん」の文字、地元ではエイチョービルで親しまれていましたね。

オーロラタイルが輝く壁面に沿って設置された細長いレトロな照明ランプ

光沢のあるオーロラのタイルと天井に沿って続くレトロな照明。

床のモザイクタイルが美しい地下1階エスカレーターホールの風景

B1階のエスカレーターホール、左は星野書店で右へ行くとグルメフロアでしたね。

ハチの巣の形をしたお洒落なデザインの地下グルメ街案内板

階段のハチの巣の案内版もおしゃれでした、覚えてらっしゃる人も多いのではないでしょうか。

グルメフロア

地下のグルメフロアはランチの時間には近隣のサラリーマン、栄に買い物に来たマダムたちで賑わっていました。

アールを描く立派なガラスショーケースが特徴的な営業中のサンドイッチペリカン

レトロ純喫茶の聖地だった「サンドイッチ ペリカン」さん。入り口両側の立派なアールのショーケースがすばらしかった!

閉業して中がもぬけの殻になってしまったサンドイッチペリカンの店舗跡

かつておいしそうなサンドイッチやジュースが並んでいた店舗両側の空っぽのショーケースがもの悲しい。

ペリカンの店舗跡に残されたお洒落な格子窓のデザイン

店内の備品は最終日に常連さんたちにお分けしたそうです。

【閉業】サンドイッチ『ペリカン』魅力いっぱいの昭和純喫茶、栄町ビルとともに惜しまれつつ閉店
名古屋・栄の栄町ビル地下グルメフロアにお店を構える純喫茶『サンドイッチ ペリカン』、2020年9月25日に閉店と聞きお別れに伺いました。栄町ビルの開業は1964年9月、若かりし頃にはファッションビルで同世代には思い出深いビルなんじゃないかし…
長年多くの人に愛された人気鮓屋「魚周」の閉店後の様子

こちらは安くておいしいお寿司「魚周」、丸栄時代からふらりと寄っていました。

営業中だった頃の人気のうなぎ専門店「川次」の店構え

安くて人気のうなぎの「川次」。

看板が取り外されガランとした昭和レトロな飲食店のL字カウンター

昭和レトロなカウンターのお店も多かったですね。

営業中だった頃の少し高級感のある和食店「稲生」の店舗看板

ちょっと高級な和食のお店「稲生(いのう)」。

カウンター越しに揚げたてを提供してくれた大人気の天ぷら松月の営業時外観

天ぷら「松月」、リーズナブルな値段で目の前で揚げたての天ぷらをお皿に提供してくれる大人気のお店。 お昼にはサラリーマンたちが時間を気にしながら並んでいました。

昭和世代の思い出の場所

10年くらい前にはおいしいスープカレー「石屋」があり、今でもスパイシーな香りとあの独特の味を思い出すと食べたくなります。

スレッズで「昭和世代のエイチョービルの思い出聞かせて。」って投稿したら、やっぱり「スズタン」に「三愛」そして「ジューススタンド うめや」やランチに並んだ「天ぷら松月」「女性限定スガキヤ」「高級ラインのスガキヤ」「ハーゲンダッツ」、他にも「バナナレコード」などなど。

世代を超えて愛されてきたんだな~とシミジミと思いました。

おわりに

昭和の趣を色濃く残す静まり返った地下食品グルメフロアの通路

約60年間で入れ替わりのお店も多かったし、その中でもずっと営業されてて通っていたのは「ペリカン」くらいかな。

ビルは取り壊されて駐車場になってしまいました(2026年3月現在)。
新しいビルが建ち、また次の物語が始まるのを見守りたいと思います。

↓↓モダニズム建築のレトロビル解体前の記録↓

【名古屋】栄町ビル解体前の記録。サカエチカより古い歴史と「1964年」のモダニズム
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