2021年に閉業してしまった「栄町ビル」、2018年の丸栄に続いての閉業でこのエリアの風景がすっかり変わってしまいましたね。
若い頃にはファッションビルで賑わい、夏になると三愛に水着を買いに行ってた乙女も多いのではないでしょうか。
「栄町ビル」には大好きな純喫茶「ペリカン」もあり思い出深い場所、閉業前に撮りためた写真をキオクの記念として残しておきます。
かつて「ステンドグラスの壁絵」から続いた、地下グルメ街の思い出を記録します。
↓↓栄町ビルの建築データや解体前の外観はこちら↓↓

栄地下からのアクセス

栄地下からは西通路の突き当りを右が「栄町ビル」へ続くエスカレーターでした。左側を上がると「マルエイガレリア」です。
こちらの壁が何と呼ばれているのか調べてみると”とくに名称はない”と出てきましたが、丸栄でエレベーターガールをしてらっしゃったアラ還のお母様が「虹の壁」と呼んでいたと聞きました。すてきな名前ですね。

「〇に栄」はかつての丸栄百貨店のロゴマーク。今はなき「丸栄百貨店」がそこに存在したという確かな“足跡”が、今もひっそりと息づいています。
丸栄が閉店してしまった後、一時期は照明が消えてしまいましたが多くの人の声で再び光が灯るようになり感謝しかありません。
栄町ビルも解体されてしまった現在も、やさしい光がわたしたちを見守ってくれています。

絶妙な色合いのグラデーション、近くで見るとそれぞれ多彩なカラーが溶け合っています。
LEDでは決して再現できない、とろけるようなやわらかな光。この絶妙な色彩は現代の技術では再現が難しい「失われた芸術」なのだそうです

B1階のグルメフロアに続く階段とエスカレーター。
よく見ると階段に「えいちょーさん」の文字、地元ではエイチョービルで親しまれていましたね。

光沢のあるオーロラのタイルと天井に沿って続くレトロな照明。

B1階のエスカレーターホール、左は星野書店で右へ行くとグルメフロアでしたね。

階段のハチの巣の案内版もおしゃれでした、覚えてらっしゃる人も多いのではないでしょうか。
グルメフロア
地下のグルメフロアはランチの時間には近隣のサラリーマン、栄に買い物に来たマダムたちで賑わっていました。

レトロ純喫茶の聖地だった「サンドイッチ ペリカン」さん。入り口両側の立派なアールのショーケースがすばらしかった!

かつておいしそうなサンドイッチやジュースが並んでいた店舗両側の空っぽのショーケースがもの悲しい。

店内の備品は最終日に常連さんたちにお分けしたそうです。


こちらは安くておいしいお寿司「魚周」、丸栄時代からふらりと寄っていました。

安くて人気のうなぎの「川次」。

昭和レトロなカウンターのお店も多かったですね。

ちょっと高級な和食のお店「稲生(いのう)」。

天ぷら「松月」、リーズナブルな値段で目の前で揚げたての天ぷらをお皿に提供してくれる大人気のお店。 お昼にはサラリーマンたちが時間を気にしながら並んでいました。
昭和世代の思い出の場所
10年くらい前にはおいしいスープカレー「石屋」があり、今でもスパイシーな香りとあの独特の味を思い出すと食べたくなります。
スレッズで「昭和世代のエイチョービルの思い出聞かせて。」って投稿したら、やっぱり「スズタン」に「三愛」そして「ジューススタンド うめや」やランチに並んだ「天ぷら松月」「女性限定スガキヤ」「高級ラインのスガキヤ」「ハーゲンダッツ」、他にも「バナナレコード」などなど。
世代を超えて愛されてきたんだな~とシミジミと思いました。
おわりに

約60年間で入れ替わりのお店も多かったし、その中でもずっと営業されてて通っていたのは「ペリカン」くらいかな。
ビルは取り壊されて駐車場になってしまいました(2026年3月現在)。
新しいビルが建ち、また次の物語が始まるのを見守りたいと思います。
↓↓モダニズム建築のレトロビル解体前の記録↓


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