山口の外郎と名古屋ういろの違いは?老舗「御堀堂」で実食比較

山口市

山口レトロ旅、元乃隅神社に擬洋風建築「旧河村写真館」と「旧萩学校教員室」に純喫茶「エトワル」。
そしてもう一つが「ういろ」、名古屋ういろうで育ったわたしとしては山口のわらび粉でつくる「山口ういろ」をぜひ食べてみたいって思っていたんですよね。

ってことで山口旅行の途中で、ふらりと老舗の「御堀堂(みほりどう)」本店に立ち寄りました。

実際に現地のお店に入っていただくと、違うのは原材料と味わいだけじゃないんだなと気づきました!

名古屋人が驚いた!「白外郎」が真っ白じゃない理由

JR山口駅近くの御堀堂本店さん、お店でもいただけるとのことで「黒外郎」と「白外郎」をいただきました。

けれど出てきた「白外郎(生外郎)」の包みを開けてびっくり。「え?白を注文したのに白じゃない??」。

御堀堂の山口外郎

手前が白外郎、奥が黒外郎、「白なのに、うっすら透けてて濁ってる…?」と、一瞬脳がバグりました(笑)

名古屋ういろうの白

名古屋で「白ういろ」といえばこちら。潔いほどの真っ白な見た目ですよね。

実はこれ、主原料の違いからくる当然の姿なんです。

  • 名古屋:米粉(真っ白でモチッとどっしり)
  • 山口:わらび粉(透け感のある優しい濁り色)

落ち着いて考えたら「わらび餅」も濁っているので当たり前なのですが、見慣れた「名古屋の白」とのギャップにカルチャーショックの洗礼を受けました(笑)。

【比較表】山口の「外郎」と名古屋の「ういろ」の違い

同じ名前でありながら、食感も文化もまったくの別物。分かりやすく比較してみると、その違いがハッキリ見えてきます。

項目名古屋のういろ山口の外郎(御堀堂など)
主原料米粉わらび粉・小豆餡など
見た目濃密な純白・しっかりした固形水分を含んだツヤとほのかな透け感
食感むっちり・ねっちり・満足感ぷるとろ・スーッと溶ける口どけ
温度感蒸したてほかほか(温かいのも旨い)キュッと冷やして形を整える
立ち位置小腹が空いた時の「日常のおやつ」漆のお盆でいただく「上品な茶菓子」

蒸したてほかほかのおやつ vs 漆のお盆でいただく茶菓子

名古屋の棹ういろう黒

名古屋の個人店に行くと、出来立ての温かいういろが買えたりします。あの「ずっしり温かいおやつ」をおやつ代わりにパクッと食べる感覚に慣れていると、山口の外郎はとても新鮮でした。

わらび粉ベースの山口外郎は、温かいと柔らかすぎて形になりません。冷ますことであの絶妙なぷるんとした食感とツヤが生まれるわけです。

御堀堂の店内でいただく外郎

お茶席のために生まれた繊細な「山口ういろ」、庶民のおやつとして定着している「名古屋ういろう」。素材の特性がそのまま地域文化の違いになっているのが奥深いですね。

山口に行ったらお土産の前に「生外郎」を味わってみて

現地でいただくなら「生外郎」の儚い柔らかさは格別です。

御堀堂のお土産用のういろうとショップバッグ

お土産用のパッキングも購入して帰りましたが、実は日持ちするお土産用も生ういろうを真空パックにしたもので、名古屋ういろうのように工場でチューブ状に真空パックしたものではありませんでしたね。(名古屋の定番土産はパウチ密封で日持ちさせますが、御堀堂さんは生の食感をそのまま閉じ込めている感じ)
その辺りも高級和菓子としてのこだわりを感じました。

名古屋のねっちりした弾力が大好きな人にこそ、この山口の「ぷるとろ食感」を一度体験してみてほしいです。山口を訪れた際は、ぜひお店でできたての生外郎を味わってみてください。

御堀堂本店の外観

JR山口駅近くの御堀堂さんは店内のすてきな空間でいただけますよ。

※ 記事の情報は公開日時点のものです。最新の情報は店舗にお問い合わせくださいませ。

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