★レトロ純喫茶を巡る旅★

名古屋・錦『川口屋』紫陽花きんとん、河辺の蛍、わらび餅など6月の和菓子8点をご紹介!

街中で紫陽花(あじさい)の花を見かけるようになり、もうそんな時期なのかと中区・錦の「川口屋」へ。

季節に合わせて和菓子が入れ替わる川口屋さん、紫陽花をイメージした和菓子はアートのような美しさ。

一つひとつ丁寧に作られた和菓子たちはもはや「芸術作品」、6月に購入した和菓子をご紹介しますね。

お店の場所

お店の場所は名古屋錦、地下鉄からは栄町ビルを地上にあがり、歩いて4分ほどの場所にあります。

白いのれんが目印ですよ。

6月に店頭に並ぶ和菓子

6月初旬

  • わらびもち(こし・粒)
  • 紫陽花(あじさい)
  • 紫陽花きんとん
  • 若鮎
  • ぬれ燕(つばめ)
  • 青梅(あおうめ)
  • 一声(ひとこえ)
  • 花の露(はなのつゆ)
  • 岩清水(いわしみず)

6月下旬

  • わらび餅(こし・粒)
  • 沢辺の蛍
  • 紫陽花きんとん
  • 若鮎
  • ぬれ燕(ぬれつばめ)
  • 青梅(あおうめ)
  • うず潮(うずしお)
  • 水無月(みなづき)

*値段はかかれていませんが320円~360円くらい。

紫陽花きんとん(あじさいきんとん)

2018年購入

やわらかな3色のグラデーションのきんとんに寒天の雫がのった「紫陽花きんとん」、繊細な色遣いと盛り付けはもはや芸術ですね。

春と夏に挟まれた雨の季節に、雨の中で咲き誇る美しい花。
梅雨のうつうつとした気持ちを消し去ってくれるような魅力をお菓子で表現しています。

中には紫蘇を練り込んだ道明寺、カットしても色合いが美しい。

シソの塩気と道明寺のもっちり感、中身があんでなく塩味のきいた道明寺なので甘すぎません。

青梅(あおうめ)

2018年購入

こちらも今の季節にぴったりの「青梅(あおうめ)」、絶妙な色合いとなめらかなフォルムが美しい。

熟さない梅の実。
梅は梅雨の頃、瑞々しい浅緑の芳香のある実を結びます。

粒あんを一度白餡で包み、その周りはもちもちとした弾力のある外郎製(ういろうせい)の生地で梅の格好をつけました。

ういろのもちっと感と甘めの粒あん、上品な白あんが絶妙。

花の露(はなのつゆ)

薄くてやわらかな葛の下黄・緑・ピンクがうっすらと見えています。

露とは空気中に含まれる水蒸気が植物の葉などで水滴となったもの。
紫陽花の花についた露をイメージしたお菓子です。

2018年購入

こし餡の周りを一度三色に染め分けた白餡で包み、磨りガラス状に粉取りした柔らかな生葛で仕上げました。

葛は口に入れますと少しひんやりとし、暑い時期にさらりと召し上がっていただけます。

ぷるぷるの葛と上品なこしあんがこれまたおいしい。

岩清水(いわしみず)

2018年購入

透明感のある寒天に白いんげんと小豆。
石底の見える澄んだ川面に青もみじが流されているイメージでしょうか。

底には緑の「藻」。
豆の味わいがしっかりとしておいしいです。

うず潮(うすしお)

2020年購入

渦の焼き印に、胡麻を練り込んだふんわり生地の素朴なおまんじゅう。

鳴門海峡で発生する渦を巻きながら激しく流れる海水。

大渦の時には直径30mにもなる、力強い渦潮を意匠としたお菓子です。

お醤油の塩気をほんのり感じる蒸饅頭には砕いた胡麻が練り込まれています。

中には小豆の風味がしっかりとし感じられる粒餡がはいっています。

しっかりとした粒あんと塩気のある皮が絶妙なコラボレーション、シンプルだけに素材の良さを感じます。

沢辺の蛍(さわべのほたる)

2020年購入

透明な葛を通してほんのり姿を見せる蛍、やわらかな光を放ちながら飛ぶ蛍の情景が浮かびます。

蛍は日本で長居歴史をもっており、日本最古の和歌集「万葉集」にはすでにホタルに関する歌が含まれているそうです。

夏の夜の風物詩であるあの小さな光を和菓子で表現しています。

つるんとつややかな蒸した葛の中にはグリーンの餡で包んだ滑らかなこし餡がはいっています。
生葛とはまた違う食感をお楽しみいただけます。

中を割るのは手品の種をあかすみたいで興冷めかしら。 こしあんの滑らかさが夏にぴったり。

わらび餅(こし)

2020年購入

香ばしいきなこをたっぷりとかけた「わらび餅」、こし餡と粒餡を選べますがわたしはこし餡派。

ぷるぷるのわらびに滑らかなおしあん、お味も口当たりもとても上品。

芳光と同じく夏は販売休止で今年は6月27日まで、秋にはまた登場します。

水無月(みなづき)

2020年購入

京都で6月30日夏越祓(なごしのはらえ)に厄払いとして食たべられる「水無月(みなづき)」、名古屋ではあまり馴染みはないですよね。

ういろうにしては食感が?と思ったら葛入りのようです。やわらかく炊いた小豆粒がおいしいです。

*引用分は川口屋さんのInstagramからお借りしました。

消費期限は?

消費期限はわらび餅のみ当日限り、他は翌日までの2日間です。

生菓子のお取寄せも

Instagramに”生菓子の発送も始めました”とのお知らせがありました。

予約は詳細お電話にて、気さくな女将さんなので気軽にお問合せくださいね。

予約はできる?

店内は広くなく、入場制限があります。

公式ツィッターと公式Instagramで店頭に並ぶ和菓子が確認できますので、できるれば待たずに受け取れる予約がおすすめですよ。

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駐車場は?

駐車場はありません。近隣にコインパーキング有り。

名古屋デパ地下、新宿高島屋で購入可能

名古屋のデパ地下、そして東京の新宿髙島屋でも川口屋の和菓子を購入できます。
詰合せの和菓子は季節ごとに入れ替わり、予約も可能ですよ。

松坂屋名古屋店

松坂屋名古屋店地下1F「旬菓彩々」にて「火・金曜日」に「季節の生菓子の詰め合わせ」が販売されます。

ジェイアール名古屋タカシマヤ

名古屋駅ジェイアールタカシマヤ1階「銘菓百選」にて「毎週水曜日」に「季節の生菓子の詰め合わせ」が販売されます。

新宿髙島屋

東京・新宿髙島屋地下1階「銘菓百選」にて「第3木曜日」に「季節の生菓子の詰め合わせ」が販売されます。
こちらは毎月1回、第3木曜日ですのでご注意くださいね。

人気商品なので早めに売切れてしまうこともあり、どちらのデパートでも予約が確実ですよ。

川口屋、季節ごとの和菓子をチェック

まとめ

全国から修業に来る方も多い歴史あるお店ですが、メディアにあまりでないので(お断りしているそう)一般にはあまり知られない名店です。
ぜひ一度味わってみて下さいね。

全国の和菓子歩いた畑さんの本でも冒頭で紹介されています!

※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。

店舗情報&MAP

<店舗情報>
川口屋
住所:愛知県名古屋市中区錦3-13-12(google mapで見る
アクセス:地下鉄名城線・東山線 栄駅から徒歩4分
電話:052-971-3389(予約もこちらから)
営業時間:9:30~17:30
定休日:日、祝、第三月曜日
駐車場:無(近隣にコインパーキング有)
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