那古野茶房『花千花』築100年の庭園を望む風情ある古民家でお抹茶と和菓子を

土蔵や町屋が残る街並み四間道（しけみち）、昭和の味わいある円頓寺商店街、わたしの大好きな那古野エリアにまた一つ素敵なお店が増えたのでさっそくご紹介しちゃいましょう。

カウンター席は目の前でお抹茶を点ててくれる『花千花（はなせんか）』、16軒長屋と呼ばれる古民家をリノベーションして小さな日本庭園まで完備した風情ある素敵な茶房です。

お店は四間道の十六軒長屋

お店の場所は四間道エリア、16軒並ぶ町屋の一角がお店になっています。

アクセスは国際センター駅から徒歩3分ほど、円頓寺商店街からは「スペイン食堂」から入った路地。 創業140年の種久商店やカフェドリオンと同じ通りですね。

こちらの白いのれんが目印です。

のれんをくぐり、右側からまわった奥が茶房。

日本庭園を望む店内

カウンターと2人テーブルが２つ、気の温もりを感じる落ち着いた店内です。

奥にはこぢんまりとした日本庭園、しし落としもありましたよ。

カウンター席も間隔もしっかりとってあるので安心ですね。

メニューの種類と値段

お茶

お抹茶はもちろん、ほうじ茶やかぶせ茶、和紅茶も揃っています。

迷っていると「お茶の説明させていただきますか？」と声をかけていただき、茶葉をみせていただきました。

• かぶせ茶・・1,300円
• 茎凋茶・・1,300円
• 釜炒り茶・・1,100円
• 和紅茶・・1,100円
• ほうじ茶・・1,100円
• 煎茶（ブレンド）・・900円
• 抹茶・・1,000円

抹茶以外、冷煎茶（+100円）
干菓子つき
産地はメニューに記載あり

菓子

• 花千花と不朽園の最中（つぶあん・こしあん）・・300円
• 自家製わらび餅 本蕨仕込み（夏季限定）・・500円
• 自家製抹茶あんみつ（夏季限定）・・700円

氷菓

• 花千花のかき氷（抹茶or炭）・・1,300円

目の前で点てるお抹茶

今回は『抹茶』（ 1,000円税別）を、棚に並んだ器からお気に入りを選べるのが楽しい。

カウンターにはこじゃれた鉄釜、柄杓ですくって点ててくれます。

最近は自動で温度調節ができる電気ケトルをよく見かけますが、お湯の音や湯気の加減で温度をご自分で調整しているんだそう。

抹茶は愛知・豊田「高香園 初昔」。

わたしが選んだ器は瀬戸の作家さんが女将さん（若いです）をイメージして作った作品だそうで、華やかながらも落ち着きがあり、スタイリッシュです。

お菓子の甘味を味わってから、お抹茶の旨味味わいます。

お茶には季節の干菓子がつきますが、今回は『花千花と不朽園の最中』（300円税別）をセットにしました。

不朽園の定番最中は粒あん、今回はあえて「こしあん」にしてみました。
最中の皮は墨黒、竹炭”を使った花千花オリジナルなんだそう。

あんの中にはくるみとドライフルーツのいちぢく、なめらかなこしあんは甘さ控えめで上品です。

なんとコニャックで味変がおすすめとのこと、しかしながら下戸なのでお酒のよさがイマイチ理解できなかったのでありました。

先客の方は帰られ、お客はわたし一人になったのでお話を伺いながら「お続き（おかわり）」を。

さらに「白湯」もいただきましたが、鉄釜のおかげか雰囲気のせいかまろやかなおいしい白湯でした。

町屋をリノベーションした風情ある空間

町屋をリノベーションした静かな空間、一歩入ると空気が違う気がします。

天井が高く、屋根板は新しくしたようですが立派な梁はそのまま使われています。

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予約は？

平日のみ予約、貸切が可能です。

HOTEL和紡-WABO

こちらの茶房は「HOTEL和紡-WABO」のラウンジを兼ねているんですって。

茶房の斜め向かいのフロントには、花千花とは違う庭師さんが素敵な庭園を予定しているんだそうですよ。

歴史ある街並み四間道の街並や円頓寺商店街の魅力、県外の方にももっとアピールできるといいな。
素敵な宿の詳細はこちらで→http://nagono.jp/wabo/

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さいごに

本格的な日本茶をいただける大人の和カフェ、名古屋では茶縁・ヤタガラス・丸竹夷・深緑茶房など手軽に入れるカジュアルなお店が多かったので新鮮な気がします。

わらび餅やかき氷も気になりますね。アフタヌーンティーも始まってますます魅力的に！

店舗情報＆MAP

※ 記事の情報は公開日月時点のものです。