肥後橋『喫茶nest』週3日1時間だけ営業、ママさんに会いに行きたくなる魅惑の純喫茶

大阪レトロ巡り、喫茶nestへは2月と7月と2回伺うことができました。

営業時間が少なくハードルが高めおお店は”nest”の店名がぴったりの、隠れ家的なまどろんでしまいそうな静かな喫茶店。

おしゃれで上品な大阪のおばちゃんがお迎えしてくれますよ。

お店の場所は？

大阪メトロ四つ橋線「肥後橋駅」から徒歩6分ほど、お隣がケーキ屋さんでお向かいは西船場公園です。

2階へ続く小さな扉が入口で、わたしも最初は通り過ぎてしまいました。

入口横のガラスブロックはブルーがかってすてき。

営業時間に注意

喫茶nestは営業は月・火・水の週3日、営業時間も11時45分～13時までの2時間のみ。

かなりハードルが高いのでお気を付けくださいね。

店内の雰囲気は？

入口からは階段を使って2階へ、階段の両側がクッションになっているんですよ。

カフェへの扉横のイラストはファンの方が描いたのかな？ 営業が午後5時までになってる。

メタルの扉もよき。

部屋の壁と天井がクッションで丸みのある不思議な店内。

壁のデザインは月と太陽、丸いライトは星、店全体が惑星をイメージしているんですね。

創業はオリンピックイヤーの1964年、経営者が集まる会員制サロンとしてオープンしたそう。

喫茶店らしくないテーブルの配置、わかりにくい2階にあるのも納得です。

“nest”の意味は”巣”、まどろんでしまいそうな居心地です。

カウンターにも星が並んでいます。

黒いコースターは息子さんがデザインされているそう。

メニューは「コーヒー」「アイスコーヒー」「ココア」のみ。

ホットは熱々ででてきますよ。

2月はバレンタインに伺いましたが、高級チョコレートをお裾分けしていただきました。

そうそう、2月に伺った時には先日クッキーがお店に取材にきて「ちまたのジョーシキちゃん」で4月に喫茶nestが紹介されるとおっしゃってました。

「行列になったらどないしよ。」とママさん。

7月に伺うことになった時に満席だったらどうしよう？と心配しましたが最初の訪問よりもお客さん少なかったです（笑）。

おしゃれなママさんも魅力

とってもおしゃれなママさん、前回はファッション雑誌を片手に「イッセイミヤケのワンピースが欲しい。」と常連さんと話してました。

ユニフォーム代わりのこちらの白衣もオリジナルでシルエットに凝ってるんですって。胸ポケットのクリップもこじゃれてます。

ママさん、わたしのことを覚えててくださって嬉しかった！
お店の雰囲気も素敵ですが、元気でおしゃれなママさんの魅力も負けてません。

細部まで楽しい

細部まで遊び心のあるデザインになっていて、天井の換気口もこんな感じ。

以前は食事などをこちらの「配膳エレベーター」で1階から上げていたんだとか。

日本が一番元気だったであろう時代、大阪の経営者たちもこのサロンで情報交換していたんだろうなぁ。

かなり古いタイプのレジスター、現役ではないですきれいな状態で残っていました。

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さいごに

ママさんに会いに行きたくなる魅惑の純喫茶、またチャンスがあれば伺いたいです。

＊2023年2月、2023年7月撮影

※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
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