『VIVANT』シーズン2、11話に登場し、圧倒的な存在感を放っていた日本橋三越本店の「天女像スクエア(中央ホール)」。
乃木が野崎とアウンの呼吸で落ち合う場面、”日本橋三越”と”死角がなく一番ぶっそうなことが起きにくい場所”のワードで、日本橋三越中央ホールか屋上庭園を思い浮かべたのはわたしだけじゃないはず。
ドラマの画面越しでもその迫力に息をのんだファンも多いはず、ですがこの場所、現場に行って「360度さまざまなアングルから観察」してこそ本当の凄さがわかります。
今回は、昭和初期のルネサンス様式建築と巨匠の執念が交差する、天女像スクエアの立体美をストーカーのごとく撮影した画像とともに語ります!

『VIVANT』シーズン2のあの重厚なシーンへ!天女像との対面
本館1階の中央ホールへ足を踏み入れると、目の前に現れるのが高さ約11メートルにも及ぶ巨像「天女(まごころ)像」です。
劇中で車や人が配され、空間全体がまるで密室の舞台のように演出されていたあの雰囲気がそのまま広がっています。


彫刻家・佐藤玄々(さとうげんげん)氏が約10年の歳月をかけて完成させたというこの作品。間近で見ると、天女の穏やかな表情とその圧倒的な存在感に見とれてしまいます。
見上げて息をのむ!ステンドグラス天窓と垂直のダイナミズム
正面から鑑賞したあとは、ぜひレンズを「真上」に向けてみてください。
5階まで吹き抜けになった中央ホールの天井には、昭和初期に造られた大広間を包み込む幾何学模様のステンドグラス天窓が広がっています。



天窓から降り注ぐ柔らかい自然光と、そびえ立つ天女像が一本の軸で繋がる垂直構図は、昭和モダン建築の頂点とも言える息をのむ美しさです。
上階バルコニーからしか見えない「見下ろし」と「天女像の真裏」
多くの人が1階フロアから見上げて満足してしまいますが、実は2階・3階のバルコニーに登ってからが本番です!


樹齢約500年のヒノキから彫り出されたという巨大な台座から衣の裾に至るまで、雲や鳳凰の彫刻が幾重にも重なっています。
上階から見下ろすと、大理石で覆われた大階段と赤絨毯、そしてチェッカー柄の床が描くシンメトリーな空間美と、館内ということを忘れるほどの空間の広がりを感じられます。
ぜひ各階で立ち止まって天女象の細部まで観察してみてください、それぞれの階で発見があるはずですよ。
彫刻細部と「花かんざし」に宿る制作10年の密かな狂気
さらに視線をギリギリまで近づけて、木彫の細部や周辺の展示品にも迫ってみましょう。


樹齢約500年のヒノキから彫り出されたという巨大な台座から衣の裾に至るまで、雲や鳳凰の彫刻が幾重にも重なっています。


緻密な細工と立体感のある48羽の鳥、躍動感、ため息ができるような美しさです。

近くのガラスケースには、天女像の頭上を飾る「花かんざし」の試作品なども特別展示。間近で繊細な細工と美しさを愛でることができ、パーツ一つひとつに注がれた職人の情熱と時間が伝わってきます。
現在ではこれほどの作品を生み出すことは不可能でしょうね。
まとめ:VIVANTの聖地であり、昭和モダニズムの最高峰
『VIVANT』シーズン2のドラマの世界観に浸るロケ地として放映され、この重厚で美しい空間が多くの人の目に留まることになり本当に嬉しいです。
昭和レトロ建築と芸術彫刻が融合する唯一無二の空間はロケ地としてでなくても見応え十分、日本橋に訪れるたびに天女に会いに来ています。
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蛇足ですが名古屋の皆さん、実はまっちゃかや(名古屋松坂屋)も日本橋三越と同等の歴史を持ち、日本橋三越を超える売り上げをたたき出したこともあるんです!誇ってください。

松坂屋創業者「伊藤次郎左衛門祐民」が建てた覚王山のミステリーを秘めた揚輝荘↓↓

ドラマのシーンを思い浮かべながら、ぜひ1階から上階まで視点を変えて、360度から天女像スクエアの美しさを堪能してみてくださいね!
※ 記事の情報は公開日時点のものです。
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