林先生も子どもの頃から通っているという、創業300年と言われる中区・錦の和菓子の老舗「川口屋」。
去年は6月の始めに伺い、紫陽花の和菓子をいくつかいただいたのでその前に足を運んでみました。
季節ごとに和菓子が入れ替わる川口屋、ついつい通いたくなります。
今回はお初の和菓子5個を購入。つつじ、菖蒲、杜若、燕の和菓子が並んでましたのでご紹介しますね。
お店の場所は?
お店の場所は名古屋錦、地下鉄からは栄町ビルを地上にあがり、歩いて4分ほどの場所にあります。
5月下旬に店頭に並んでいた和菓子
5月下旬、12時頃に伺いました。
川口屋は価格の表示はなく、(320円税込)くらいです。
- 岩瀬のつつじ
- 菖蒲薯蕷(あやめじょうよう)
- わらびもち(こしあん・つぶあん)
- 岩清水
- 初かつを
- ぬれ燕
- 唐衣(からころも)
購入した5点
いただいたのはこちらの5点、すべてお初です。
菖蒲薯蕷(あやめじょうよう)
なんとも上品なあやめ、やさしい色合いが絶妙です。
もっちりとした生地にこしあん。安定のおいしさです。
ぬれ燕(ぬれつばめ)
「ぬれ燕」。定番の和菓子で、梅雨の時期に雨に濡れながら飛ぶ燕のことで春の季語だそう。
同じ名でつばめの姿を描いたお饅頭が多いようですが、濡れた燕が羽を縮めている姿かしら?
中は粒あん、透明感のある黒糖寒天が美しい。
黒糖好きとしてはこれが一番おいしそう!と買って帰ったら、次女子もこちらが一番気になったみたいです。母子だなぁ、、、。
岩瀬のつつじ
「岩瀬のつつじ」。説明の必要なく美しいです。
中はしそ味の道明寺。塩気がきいておいしい。
唐衣(からころも)
「唐衣 着つつなれにし 妻しあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」
六歌仙の一人「在原業平(ありわらのなりひら)」が都に残してきた妻をしのび、杜若を見て詠んだ歌。
それぞれの句頭に「か・き・つ・ば・た」の五文字を折り込んだこの有名な和歌に因み、杜若を唐衣に見立てた和菓子なんだとか。
唐衣って十二単のことかと思ったら(正確には十二単の一番上に着る丈の短い服)、それは「からきぬ」らしい。
同じ唐衣と書いて「からころも」は、めずらしく美しい着物のことなんだとか。
あわい藤色に凹んだ部分にうっすらと黄色が透けて見えます。
まとった薄い藤色は外郎、中は白こしあんに粒あん。手間かかってます。
初かつを
「初かつを」、美濃忠が有名ですよね。笹の葉は本物です。
「かつを」というよりマグロの刺身?←情緒がなさすぎ、、、。
消費期限は?
消費期限はわらび餅のみ当日限り、他は翌日までの2日間です。
生菓子のお取寄せも
Instagramに”生菓子の発送も始めました”とのお知らせがありました。
予約は詳細お電話にて、気さくな女将さんなので気軽にお問合せくださいね。
予約はできる?
店内は広くなく、入場制限があります。
公式ツィッターと公式Instagramで店頭に並ぶ和菓子が確認できますので、できるれば待たずに受け取れる予約がおすすめですよ。
駐車場は?
駐車場はありません。近隣にコインパーキング有り。
名古屋デパ地下、新宿高島屋で購入可能
名古屋のデパ地下、そして東京の新宿髙島屋でも川口屋の和菓子を購入できます。
詰合せの和菓子は季節ごとに入れ替わり、予約も可能ですよ。
松坂屋名古屋店
松坂屋名古屋店地下1F「旬菓彩々」にて「火・金曜日」に「季節の生菓子の詰め合わせ」が販売されます。
ジェイアール名古屋タカシマヤ
名古屋駅ジェイアールタカシマヤ1階「銘菓百選」にて「毎週水曜日」に「季節の生菓子の詰め合わせ」が販売されます。
新宿髙島屋
東京・新宿髙島屋地下1階「銘菓百選」にて「第3木曜日」に「季節の生菓子の詰め合わせ」が販売されます。
こちらは毎月1回、第3木曜日ですのでご注意くださいね。
人気商品なので早めに売切れてしまうこともあり、どちらのデパートでも予約が確実ですよ。
まとめ
全国から修業に来る方も多い歴史あるお店ですが、メディアにあまりでないので(お断りしているそう)一般にはあまり知られない名店です。
ぜひ一度味わってみて下さいね。
全国の和菓子歩いた畑さんの本でも冒頭で紹介されています!
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。
店舗情報&MAP
川口屋
住所:愛知県名古屋市中区錦3-13-12(google mapで見る)
アクセス:地下鉄名城線・東山線 栄駅から徒歩4分
電話:052-971-3389(予約もこちらから)
営業時間:9:30~17:30
定休日:日、祝、第三月曜日
駐車場:無(近隣にコインパーキング有)
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