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『神戸KIITO』昭和初期の生糸輸出産業を支えたゴシック近代建築

神戸レトロ巡り、最終日は神戸モダン建築祭パスポートで近代建築をまわりました。

港湾エリアは神戸税関、新港貿易会館、そして生糸検査場として1927年に建てられた神戸KIITO。

クリエイティブセンターとして再生しましたが、美しいアーチのエントランスや昭和の面影を残す北側通用口など見応え十分でした。

建物情報&MAP

名称デザイン・クリエイティブセンター神戸
竣工旧館 1927年(昭和2年) / 新館 1932年(昭和7年)
設計旧館 清水栄二 / 新館 置塩章
見学商業施設
その他神戸モダン建築祭

神戸市中央区の新港地区の旧神戸生糸検査所を改修し、ユネスコ創造都市ネットワーク「デザイン都市・神戸」の創造と交流の拠点として、2012年8月に開館しました。
この施設でかつて生糸の品質検査を行っていた歴史にちなみKIITO(きいと)という愛称で呼ばれています。

公式サイト参照

アクセスは?

ポートライナー「貿易センター駅」徒歩10分、ポートループ「KIITO前」バス停下車すぐ、各線「三宮駅」徒歩15分ほど。

ゴシックを基調とした縦のラインが強調されたデザインですね。

今回見学した旧館は竣工1927年(昭和2年)、輸出生糸の品質検査を行う施設として「神戸市立生糸検査所」として建設されました。1932年(昭和7年)には国に移管され新館「国立生糸検査所」を東側に増設、神戸港の生糸の輸出は大正から昭和初期にかけて最盛期を迎えました。

2012年からはデザインを人々の生活に採り入れ、より豊かに生きることを提案する「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」の商業施設として活用されています。

エントランス

港湾エリアにある神戸税関、新港貿易会館と同じく、エントランス部分が一番の見せ場になってます。

イスラム風の尖ったアーチ、奥に向かって低くなっており重厚感があります。

エントランス上の装飾。

エントランスの階段、アーチを多用し美しいデザイン。

柱と階段部分は大理石ですね。

うっとりするアーチ、エントランス部分だけで満腹状態。

床のタイルもすてきでした。

北側通用口

普段は立ち入り禁止となっている北側通用門をモダン建築祭で開放されていました。

昭和感が強く残る空間。

絶妙なカーブを描く階段手摺り。

床は市松模様の布目タイル。

こちらはののぞき窓?窓口? 下部分はスクラッチタイルのようです。

エスカレーター

レトロな風合いのエレベーター。

指示器がレトロかわいい!

大ホール

広大なホールは生糸の検査場として使われていたそうです。

通路からは中庭を臨め、明かり取りにもなっていたのかも。

施設情報

歴史が壊滅的に苦手だったわたしですが、近代建築を巡っていると大正時代から昭和初期にかけて生糸、陶器の輸出が日本の発展に大きく貢献したことが今さらながらわかってきました(笑)。

残り少ない人生ですがまだまだ周りたいです。

2024年11月撮影

施設情報

<施設情報>
KIITO神戸

住所:兵庫県神戸市中央区小野浜町 1-4
アクセス:ポートライナー「貿易センター駅」徒歩10分、ポートループ「KIITO前」バス停下車すぐ、各線「三宮駅」徒歩15分

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