名古屋ではすっかり絶滅危惧種となってしまった「天然たい焼き」。
今では天然たい焼きを食べられるのは、中区・大須商店街「澤屋八代目 鯛福茶庵」と昭和区シャンピアポート内にある「澤屋 高辻店」だけなんだとか。
澤屋高辻店は貴重な「天然たい焼き」と「養殖たい焼き」の両方を売っている珍しいお店なんですよ。
せっかくなので”食べ比べ”してみようじゃないかってことで、昭和区のお店まで行ってきました。
お店の場所
お店の場所は名古屋市昭和区・高辻の交差点の近くです。
ショッピングモール1階のエスカレーター前にあります。「天然もの」「養殖物」と書かれてますね!
「天然たい焼き」と「養殖たい焼き」ってどこが違うの?
そもそも、「天然たい焼き」と「養殖たい焼き」ってどこが違うのかと言えば焼き方が違うんです。
一丁焼きの「天然たい焼き」とは
天然たい焼きは「一丁焼き」の金型を使い、生地とあんこを流し込んで1つづつ丁寧に焼き上げます。
片手で2kgほどの金型を支え、片手であんこをバランスを整えて乗せるのが結構難しいらしいです。
ずっしりと重たい金型で包み込んで直火で焼くため、パリッと香ばしく焼きあがります。
手間とコツが必要な、明治から続く伝統の鯛焼きです。
器械焼きの「養殖たい焼き」とは
養殖たい焼きは6匹ほど並んだ金型でまとめて焼き上げるたい焼きでふっくらやわらかく焼き上がります。大量生産が可能で中の餡もやわらかなカスタードなどバラエティーに富んで作れます。
今ではすっかり「養殖焼き」が主流となってしまいましたね。
それにしても大量生産の「養殖」と、一匹づつ焼く「天然」とはうまい名付けですよね。
天然と養殖、食べ比べてみた
天然たい焼きは1匹120円(税別)、養殖たい焼きは1匹90円(税別)です。
並べてみると、大きさも形も全く違いますね。
「一丁焼き」の金型は澤屋オリジナルで尻尾が大きめなのが特徴、一つづつ職人さんの手作りなんだそうですよ。
横から見ると養殖たい焼き(右)の方が平たく、全体に高さがありますね。
中の自家製あんもそれぞれ違っていて、「天然たい焼き」の方が甘さ控えめなんだそうです。
生地の皮はやっぱり天然の方が全体的に薄く、養殖は厚めで食べた時の食感が全く違っています。
スペックまとめ
それぞれのスペック。
天然たい焼き | 養殖たい焼き | |
値段 | 120円 | 90円 |
重さ | 約90~95g | 約70~75g |
大きさ | 11.5cm | 15.5cm |
お持ち帰りのたい焼きのおいしい食べ方
持ち帰ったたい焼きはそのままレンチンでもいいですが、控えめにレンチンした後に更にトースターdw温めるとパリッと香ばしく食べられます。
さいごに
「天然たい焼き」の方がやっぱり食感がおいしく、あんこも甘さ控えめでおいしいです。
サイズも大きめのため、天然だから高いって感じはないですね。
特に焼きたては全く違うので、焼きたてを食べるなら断然「天然たい焼き」がおすすめ。
子どものおやつとか、気軽に食べるのなら小ぶりの「養殖たい焼き」も安くて食べやすくていいですよね。
どちらも買える「澤屋 高辻店」、貴重なお店です!それにしても並べてみるとこんなに違うとは!ちょっとびっくりでした。
【天然たい焼き】が大須に復活!「鯛福茶庵・澤屋八代目」の一丁焼きがうまい!
MAP
<店舗情報>
澤屋 高辻店
住所:愛知県名古屋市昭和区白金3-601 シャンピアポート 1F
電話:052-882-6706
営業時間:[月~土] 10:00~21:00 [日] 9:30~21:00
定休日:無休
駐車場:有(シャンピアポート無料駐車場)
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