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『名古屋陶磁器会館』1932年竣工、名古屋の陶磁器産業を象徴する登録文化財

東区「名古屋陶磁器会館」は1932年(昭和7年)の重要文化財。

建物だけでなく昭和初期に最盛期を迎えた名古屋の陶磁器輸出産業の象徴であり、会館周辺も陶磁器産業に携わる会社が軒を連ねていたそうです。
「井元為三郎」や「春田鉄次郎」など隆盛の名残が周辺エリアに多くの凝っています。

1階には展示コーナーや販売コーナーもあり開館中は自由に見学ができますよ。

建物情報&MAP

名称名古屋陶磁器会館
竣工1932年(昭和7年)/1946年(昭和21年)増築
設計鷹栖一英(名高工教授)
見学見学可
その他重要文化財(1984年5月指定)

名古屋城の約2㎞東方に位置する事務所建築。間口24mの鉄筋コンクリート造で、3階を鉄骨造で増築した。外装スクラッチタイル貼で、幾何学的なモチーフを随所にあしらう。名古屋における陶磁器業発展のシンボルとして親しまれている。

文化庁・文化遺産オンライン参照

アクセスは地下鉄桜通線「高岳駅」から徒歩20分、名鉄瀬戸線「森下駅」から徒歩15分ほど。 大通りから路地に一歩入ったところにあります。

スクラッチタイルの渋い外観。

入口横のRの窓が印象的です。

玄関ホール。

玄関床のタイルは伊奈陶製モザイクタイル「ダイヤ」、5角形4つで大きな6角形を表現しています。

1階大廊下には伊奈陶器製モザイクタイル「モンキー」、正六角形のモザイクタイルからの派生。

アーチの奥の階段。

階段部分のタイル、色合いも渋く凝ってます。

階段踊り場の大きなR窓。

事務所

見学ツアーで現在は事務所として使われている増築した最上階も見せていただけました。

こちらの扉は名古屋証券取引所移転で解体される際に引き取ったものを再生利用されているそう。

すてきに使われていました。

こちらはまた別の部屋の事務所、天井のレリーフがすてき。

窓の建具もかなり古いものでした。

貸ホール

2階の貸ホール。

雰囲気があってとってもすてき、結婚式の披露宴にも使われているそうですよ。

展示室

展示室には戦前から戦後にかけて名古屋で上絵付加工され、世界を魅了した輸出用陶磁器作品のコレクションを展示しています。

連合軍による占領下時代 「Made in Occupied Japan(占領下の日本製)」の裏印で多く輸出されていた作品が多く展示されています。

「名古屋陶磁器貿易商組合」と書かれた古い看板。

さいごに

スクラッチタイルファサード、渋いタイル、大きなR窓と名古屋のお気に入りレトロ建築の一つです。

販売コーナーではレトロな食器もお値打ちに販売されており、先日は60年代の輸出用ビスクドールをゲットしてきました!
かわいい服を作ったらご紹介できるかも。

*2024年撮影

※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。

施設情報

<施設情報>
名古屋陶磁器会館

住所:愛知県名古屋市東区徳川1-1003
アクセス:地下鉄 桜通線「高岳駅」徒歩20分、名鉄瀬戸線「森下駅」徒歩15分

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