大阪レトロ巡り、この日は淀屋橋周辺のレトロ建築を回ってみました。
まずは大阪府立中之島図書館(おおさかふりつなかのしまとしょかん、Osaka Prefectural Nakanoshima Library)へ。
明治37年(1904)竣工、外観はルネッサンス様式を、内部空間はバロック様式の重要文化財に指定された歴史ある建築物です。
建物概要
名称 | 大阪府立図書館 本館 おおさかふりつとしょかん ほんかん |
竣工 | 1904年(明治37年)/左右翼棟1922年 |
設計 | 住友本店臨時建築部(野口孫市、日高胖) |
見学 | 一般開放 |
その他 | 重要文化財(1974年5月) 生きた建築ミュージアム |
大阪府立図書館は明治37年2月に住友家によってつくられ大阪府へ寄付された建築で,昭和49年5月21日に本館・右翼・左翼の三棟が重要文化財に指定されている。この度,阪神・淡路大震災後の構造診断に際し,小屋裏より棟札が発見されたので,設計者・設計の経緯等を示す貴重な資料としてこれを追加指定する。
文化庁・文化遺産オンライン参照
アクセスは?
場所は淀屋橋の中之島、大阪市役所と大阪市公会堂に挟まれています。
アクセスは大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋駅」、京阪本線「淀屋橋駅」1号出口を北東へ徒歩4分、京阪中之島線「大江橋駅」6番出口を東へ徒歩4分、京阪中之島線「なにわ橋駅」1番出口を西へ徒歩4分ほど。
この日は残念ながら公会堂がお休み、図書館だけを見学させていただきました。
明治37年(1904)竣工、本館は大阪大空襲の戦災を逃れ、大正11年(1922)には左右両翼部分を寄贈で増築されました。
1974年、本館と左右の両翼が共に国の重要文化財に指定。
大阪府内には府立図書館が2館あり、東大阪市の大阪府立中央図書館が一般書から学術書まで幅広い分野の本を所蔵しているのに対し、中之島図書館は古文書や大阪関連の文献、ビジネス関係分野の書籍・資料に特化されています。
当初は「大阪図書館」から後に「大阪府立中之島図書館」に改名、入口には当時のまま「大阪図書館」と刻まれています。
石造り三層、銅葺きのドームがそびえる重厚な建物で、外観はルネッサンス様式、内部空間はバロック様式を基本としています。
建築を担当したのは住友臨時建築部の建築家「野口孫市」と「日高胖」。
中央ホールギャラリー
入口の中央ホールギャラリー、左右に広がる階段とドーム型の天井。
美しくカーブを描く階段、2階の円形の通路。
吹き抜けのドーム型天井はステンドグラスになっています。
記念室
3階「記念室」、図書館の歴史を物語る調度品が残されています。
使いこまれた椅子やテーブル、100年の時の流れを感じますね。
土曜日には館内ガイドツアーが開催されており、ぜひ案内つきで館内を回りたいですね。
さいごに
名古屋と大阪ってよく比べられますが、レトロ建築に関しては大坂に完敗ですね。
淀屋橋周辺にはすばらしいレトロ建築がたくさんあり、建物を回るだけでも楽しいです。
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。
施設情報
<店舗情報>
大阪府立中之島図書館
住所:大阪府大阪市北区中之島1丁目2−10 大阪府立中之島図書館
アクセス:大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」1号出口を北東へ徒歩4分、京阪中之島線「大江橋駅」6番出口を東へ徒歩4分、京阪中之島線「なにわ橋駅」1番出口を西へ徒歩4分ほど。
電話:06-6203-0474
営業時間:【月~金】9:00~20:00【土】9:00~17:00
定休日:日曜日
駐車場:無