いつかは見に行きたいと思っていた『クジラ池噴水』、やっと見に行けました。
道徳公園で1世紀も前から愛嬌のあるまなざしで子どもたちを見守ってきてくれたのかと愛おしくなってしまいました。
建築物概要
| 名 称 | 道徳公園クジラ池噴水 どうとくこうえんくじらいけふんすい |
| 竣 工 | 1927年(昭和2年) |
| 設 計 | 後藤鍬五郎(ごとう くわごろう) |
| 見 学 | 一般開放 |
| その他 | 登録有形文化財(2021年指定) |
あゆち潟と呼ばれた伊勢湾の一部で、新田開発を経て昭和初期の土地区画整理で開かれた道徳地区にある公園施設。造形家後藤鍬五郎制作の鯨の噴水設備を中心にして石と擬木で池の護岸を巡らし、石製欄干付コンクリート橋を架ける。戦前から永く地域で愛される。
文化庁・文化遺産オンライン参照
アクセスは?

アクセスは名鉄常滑線 「道徳駅」 からすぐの広い道徳公園の中にあります。
クジラ池噴水とは?
道徳公園にあるクジラ池噴水は1927年( 昭和2年)に完成、来年には100歳を迎えます。
名古屋を拠点に活動した昭和初期を代表するコンクリート造型師(左官職人)、後藤鍬五郎氏。型取りをせず、左官技術を駆使して手作業で盛り上げて成形するその手法が、この像に唯一無二の生命力を与えています。
彼は他にも東海市の「聚楽園大仏」など、巨大ながらもどこか愛嬌のある作品を数多く手がけました。
日本でも非常に珍しい戦前のコンクリート製オブジェとして長年に渡り地域の人たちに愛され、2021年には「登録有形文化財」に指定されました。

全長約9.7m、幅3.5mの巨大なクジラ。かつては本格的な噴水でしたが、現在は池の脇にある蛇口を回すと、クジラの頭から「潮を吹く」可愛らしいギミックが楽しめるようになっています。

近くで見ると、愛嬌のある目元や口元に思わず顔がほころんでしまう。大きな尾びれが今にも動き出しそうな躍動感も実に見事です。

大きな尾びれの躍動感もすばらしい。

池には階段があり下に降りて遊べるようになっています。春だったので水はありませんでしたが夏には水をはるのでしょう。

中は空洞になっていて内部にも水が流れる様はきっと楽しいでしょうね。夏の暑い日、子どもたちの歓声と水しぶきが聞こえてきそうな、活気ある光景が目に浮かびます。

100年間、ここの公園で子どもたちを見守ってくれているんですね。

「登録有形文化財」のプレートが飾られていました。
「クジラ池噴水」の登録有形文化財への推薦は、令和2年度の道徳開築200年の記念事業の一環でだったそうですよ。
さいごに
やっと会いにいけた「クジラ池噴水」、思った以上に大きくて存在感がありました。
道徳公園も広くゆったりとしており、地元の人の憩いの場としてのんびりベンチで寛いだり犬のお散歩をされている人を見かけました。
そんな街で100年も愛され続けている「クジラ池噴水像」、これからも守っていって欲しいですね。
*2025年3月撮影
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。
施設情報
<施設情報>
道徳公園クジラ像
住所:名古屋市南区道徳新町5丁目42
アクセス:名鉄常滑線 「道徳駅」 から徒歩約2分

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