名古屋の純喫茶巡り、またまた半世紀超えの激渋物件を発見しちゃいました!
創業50年を超えてほぼ姿を変えていないお店は喫茶店王国と言われた名古屋でもかなり数えるほど。
そんな素敵な一軒に出会えた喜び!さっそくレポです。
お店の場所は?
お店の場所は名古屋市瑞穂区、雁道商店街を少し東に進んだところです。
名古屋市バス雁道バス停から歩いて3分ほどでしょうか。
雁道は何度も歩いていますが、少しだけ離れた場所にこんな素敵な喫茶店があったとは!
六角形にカットされた扉、入る前からキュンキュンしちゃいますねぇ。
「営業中」ではなく「やってます」と札に書かれているのもこれじゃれてます。
店内の雰囲気は?
ロッジ風の重厚な店内、圧巻です。
奥の突き当りは不便なのと掃除が大変でアルミサッシに変えてしまったそうですが、雰囲気は十分に残っています。
カウンターの奥はタイル、こちらも素敵!
ロッジをイメージしたお店は新婚旅行から帰って間もなく完成、それから54年間ご夫婦で営業されているんだそう。
お店を建てたのはママさんのお父さん、明治生まれの職人が娘夫婦のために思いを込めた喫茶店。
細部までこだわりを感じます。
壁はよく見るとカーブにカット、タイルもカーブに合わせて丁寧にカットされています。
手前の壁はストレート、比べる違いがよくわかりますね。窓も手間かかってます。
赤いビロードのソファーも張り替えしながらずっと使っているそう。まさにミッドセンチュリー!
天井のシャンデリアも木製。 柱や壁のウッドの模様は手作業で入れているんですよね?
ロッジ風のランプも素敵。
お店の真ん中にはさすがに薪ストーブとはいきませんが、レトロ喫茶店あるあるの石油ストーブ。
メニューはないのでアイスコーヒーを、苦味も感じるおいしいアイス珈琲でした。 シロップ入れもロッジ風でよき。
コーヒー 400円
10時頃に到着しましたがモーニングつけていただきました。 パン丸ごと一枚とゆで卵。
レシートの裏には「柴垣珈琲店」、またまた新たな珈琲豆卸発見!
名古屋って地味に珈琲豆卸のお店が多いんですよねぇ。
「ストーン」って喫茶店も営業してて、ついこの間クラブハウスでおすすめされたお店でした。
さいごに
店内デザインはオーナーが紙に描いたものを再現してくれたそう。
こちらのロゴも職人さんがその場で切り出してくれたそうなのでさすがです。
職人さんたちの仕事は半世紀たっても現役、手入れもちゃんとされておりピカピカでした。
看板犬もお出迎え!
気さくなオーナーさんにお話を伺った後、そろそろお暇しようとレジに向かうと看板犬「さくら」がカウンターからお見送りに来てくれました。
さすが喫茶店の看板犬、おっとりとして人懐っこい。
そういえば入口にも毛布と首輪が用意されていたので、陽気がよいと入口でお出迎えしてくれるしら。
4月で16歳の誕生日なんですって!大事にかわいがられてるんですね、長生きして欲しいなぁ。
さいごに
素晴らしい外観に惹かれ足を運びましたが、店内もこれまた素晴らしい! 昭和遺産として残したいくらいのお店でした。
気さくなオーナーさんには、ママさんとの馴れ初めも今度聞いてみたい。
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。 最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。
店舗情報&MAP
<店舗情報>
喫茶シャモニー
住所:愛知県名古屋市瑞穂区雁道町3-1
アクセス:地下鉄瑞穂区役所駅から徒歩15分、市バス 雁道バス停徒歩3分
電話:052-881-1638
営業時間:
定休日:
喫煙・禁煙:喫煙可
座席数:
駐車場:無(近隣にコインパーキング有)