東区”文化のみち”に建てられた『旧豊田佐助邸』、白いタイルの洋館と和館の邸宅です。
近隣の二葉館や撞木館ほどの華やかさはないものの、大正時代に建てられた邸宅は細かな意匠にこだわりを感じられます。
建造物概要&MAP
| 名 称 | 旧豊田佐助邸 |
| 竣 工 | 1923年(大正12年)以前 |
| 設 計 | 伊藤代吉 |
| 見 学 | 一般開放(無料) |
| その他 | 文化のみち |
豊田佐助は、発明王として有名な豊田佐吉の弟で、佐吉を支えた実業家です。佐助邸は、大正12年に建てられた白いタイル貼りの洋館と大正12年以前に建てられた広い間取りの和館で構成されています。
名古屋市公式サイト参照
アクセスは?

地下鉄桜通線「高岳駅」下車1番出口徒歩15分、なごや観光ルートバスメーグル「文化のみち二葉館」下車徒歩4分ほど。
洋館

エントランスは大正12年に建てられた洋館、奥に和館があります。

白いタイルが印象的な洋館。

玄関ポーチのタイル。

エントランスを入った床にも色違いのタイル、色が違うだけで印象がかなり違いますね。

エントランスから入って左側の応接室。

100年前と同じデコレーション。

こちらで来客をもてなしたのでしょうね。

2階の廊下、エントランスから見えるカーテンがかかった窓ですね。

廊下は洋風ですがなぜか部屋は和室(笑)。大正時代ですから和室の方が生活するのにしっくりしたのでしょうね。

トイレのタイルは洋風ですね。
和館

和館はお隣の洋館よりも前に建てられたそうです。

和館は4間の和室をぐるりと廊下が取り囲んでいます。

2階の波型無双連子、風遠しと明かり調整のため前後2重になっており開け閉めができます。100年たった今もスムーズに動くそうです。

夏障子(葦戸)、夏は風通しがよく涼しいそうです。

1階和室の一角が豊田佐助のお気に入りの場所、お気に入りの切りこたつで過ごしていたそうですよ。
「文化のみち」には魅惑のレトロ建築がいっぱいです↓
さいごに
政界人や文化人のサロンとなっていた二葉館、海外の取引先をおもてなししていた撞木館とは違い、上質ながら機能的で生活感が感じられるすてきな邸宅です。
施設情報
<施設情報>
旧豊田佐助邸
住所:名古屋市東区主税町3丁目8
アクセス:地下鉄桜通線「高岳駅」下車1番出口徒歩15分、なごや観光ルートバスメーグル「文化のみち二葉館」下車徒歩4分
入館料:無料
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌平日)、年末年始(12月29日から1月3日まで)
開館時間:10:00~15:30
電話番号:052-222-2318



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