神戸レトロ巡り、旧神戸居留地十五番館の片隅に展示されている登録有形文化財『旧神戸居留地煉瓦造下水道』、煉瓦の下水道管で明治2年(1869年)~明治4年(1871年)に造られたものだそうです。
日本で最初期の近代下水施設であり、煉瓦造構造物のひとつとして貴重なものなので通りかかったらぜひ目をとめてくださいね。
旧神戸居留地十五番館はこちら↓
建物情報&MAP
名称 | 旧神戸居留地煉瓦造下水道 きゅうこうべきょりゅうちれんがぞうげすいどう |
竣工 | 1869(明治2年)~1871年(明治4年) |
設計 | 不明 |
見学 | 展示 |
その他 | 登録有形文化財(2011年指定) |
神戸旧外国人居留地の浪速町筋と明石町筋に残る下水施設。口径約90cm円形管90mと,口径60×46cm卵形管1.5mからなり,いずれも煉瓦半枚厚。我国最初期の近代下水施設であるとともに,最初期の煉瓦造構造物のひとつ。英国人技師ハートの設計。
文化庁・文化遺産オンライン参照
アクセスは?

アクセスはJR阪急「三ノ宮駅」徒歩7分、阪神「三宮駅」徒歩6分、地下鉄海岸線「三宮・花時計前駅」徒歩5分、JR、阪神「元町駅」徒歩7分、地下鉄海岸線「居留地・大丸前駅」徒歩5分ほど。
旧神戸居留地十五番館前の歩道一角に展示されています。

煉瓦を円形に組んだ水道管、150年以上も前に造られたものになりますね。

煉瓦を細かく組んだ繊細なもの、手作業だったでしょうからどれだけの手間と時間をかけたんでしょう。

こちらには「明治5年(1872年)ごろに造られた」とあります。
貿易港としての横浜と神戸
横浜と神戸はどちらも貿易港として日本の近代化に大きく貢献しました。外国人居留地、中華街があるのも共通していますね。
横浜港開港は1859年(安政6年)、1868年(慶応3年)、どちらも明治時代から大正時代にかけて生糸の輸出で躍進したそうです。
どちらも観光地としても魅力的ですが横浜の方が近代建築のスケールが大きいのはやはり首都圏近くだからでしょうね。
個人的には神戸の近代建築の方が大きすぎず個性がでていて好みかも。
学生時代は歴史が苦手&嫌いだったのに大人になってから近代建築から歴史にクビつっこんでるって何だか面白い(笑)。
どちらも上品マダムの生息地で神戸マダムと横浜マダム、若干違うのですがどちらも魅力的。意外と関西の神戸マダムの方がおっとりしてるように見える。
さいごに
近代化に突き進む神戸の華やかな街を現在に語り継いでくれる貴重な歴史的建造物ですね。
その頃の神戸にタイムスリップしてみたいな~。
*2024年11月撮影
施設情報
<施設情報>
旧神戸居留地煉瓦造下水道(きゅうこうべきょりゅうちれんがぞうげすいどう)
住所:兵庫県神戸市中央区新港町8-2
アクセス:JR阪急「三ノ宮駅」徒歩7分、阪神「三宮駅」徒歩6分、地下鉄海岸線「三宮・花時計前駅」徒歩5分、JR、阪神「元町駅」徒歩7分、地下鉄海岸線「居留地・大丸前駅」徒歩5分