京都モダン建築2023でレトロ建築を巡ってきました。
明治、大正、昭和初期の近代建築が多く残る三条通り、現在は京都文化博物館別館となっている「旧日本銀行京都支店」を見学してきました。
竣工から間もなく120年を迎える明治モダンな格式ある建物、一般開放されているのでぜひ見学してみてくださいね。
建物情報&MAP
名称 | 旧日本銀行京都支店 (にっぽんぎんこうきょうとしてん) |
竣工 | 1906年(明治39年) |
設計 | 辰野金吾(たつのきんご)、長野宇平治(うへいじ) |
見学 | 1階を京都府京都文化博物館別館として一般公開 |
その他 | 重要文化財(1969年3月12日) 京都モダン建築祭 |
昭和四十二年財団法人古代学協会の所有になり、現在平安博物館に転用されている。 この建物は明治三十九年竣工の煉瓦造二階建、一部地下一階付のもので、石材を混用して壁面に変化をつけている。 塔屋をつけるなど、外観には設計者の独特な意匠が見られる。 この種遺構としては保存がよく、明治中期の代表的洋風建築である。
文化庁・文化遺産オンライン参照
アクセスは?
アクセスは地下鉄「烏丸御池駅」下車5番出口から三条通りを東へ徒歩3分ほど。
設計は辰野金吾、1906年(明治39年)に日本銀行京都支店として竣工、1965年(昭和40年)に業務が河原町二条に移転後は「平安博物館」に転用されました。
1986年(昭和61年)に京都府の所有となり屋根や内部の部分修理と合わせて中央営業室のカウンターや照明器具など創建当時の銀行のホールへ復原され、現在「京都文化博物館別館」として一般開放されています。
重厚な玄関口。
入口が2重扉になっているのは銀行だけに防犯のためでしょうか。
高い天井、贅沢な造り。
天井は木製張り。
カウンターの下は大理石のようです。
カウンターの柵は上下に動くようになっています。
2階の回廊も監視?防犯?のためなのかな。
別館から新館へ続く出入口。
反対側の2階へ続く階段。
2階は応接室と事務所とかかな。残念ながら立入禁止でした。
京都メイン通りであった三条通りには多くの近代建築が残されています。
さいごに
普段出入りする銀行とは格が違い過ぎて驚きました。
クレジットカードやスマホ決済でATM利用する機会さえ少なくなり、銀行も数を減らしている現在との存在感のギャップを感じますね。
*2023年11月撮影
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。
施設情報
<施設情報>
京都市文化博物館
住所:京都府京都市中京区東片町623−1
アクセス:
地下鉄「烏丸御池駅」下車5番出口から三条通りを東へ徒歩3分
阪急「烏丸駅」下車16番出口から高倉通りを北へ徒歩7分
京阪「三条駅」下車6番出口から三条通りを西へ徒歩15分
市バス「堺町御池」バス停から徒歩2分
開館時間:10:00~19:30
休館日:月曜日( ※祝日・休日となる場合は翌火曜日)