ツタの覆うおしゃれなレトロ建築「青山ビル」をイケフェス(生きた建築ミュージアム大阪)のイベントで見学してきました。
スパニッシュ建築の優雅なビル内には大正ステンドグラス、100年超えても美しいノスタルジーあふれるビルでした
建物概要&MAP
名称 | 青山ビル (あおやまびる) |
竣工 | 1921年(大正10年) |
設計 | 大林組(増築部:伊東恒治) |
見学 | ビル内の見学・撮影は事務所に要連絡 |
その他 | 登録有形文化財(1997年9月指定) 生きた建築ミュージアム大阪 |
鉄筋コンクリート造,地上5階地下1階建で,当初は1・2階を住宅,3階以上を貸室としていた。中層の都市住宅としては初期の事例のひとつであり,要所に装飾を配した外観や瀟洒な意匠の階段等に時代の特徴がよく表れている。設計は伊東恒治。
文化庁・文化遺産オンライン参照
アクセスは?
アクセスは京阪本線・地下鉄堺筋線「北浜駅」6番出口徒歩1分、地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」11番出口徒歩6分ほど。
野田源次郎氏が渡欧時の見聞をもとに大正10年に建てたスパニッシュスタイルの個人邸宅、創建当時は地下1階地上3階建てで1、2階を住居で3階は貸室として使用。
戦後に野田氏から青山氏に譲渡、貸しビルとして3階から5階建てに改築され屋上庭園と裏庭の日本庭園を撤去。
登録有形文化財に指定された歴史ある建築であります。
ツタに覆われた味わいある外観、イケフェスが開催された10月末に撮影したので色合いが残念ですが春先だともっと青々として魅力的な写真が撮れるかと思います。
入口上にはアイアンアートと色ガラス。
入口を入ってすぐの玄関ホール。
天井の照明がとってもすてきなのです。
左手は行列のできる人気飲食店、入ってみたい。
右手はレンタルオフィス、創建当時1、2階は自宅として使われていたそうです。
1階から2階への階段にはステンドグラス。
美しいうねりの手すりカーブ。
下まで見下ろせる螺旋の階段。
アーチの廊下。
こちらの照明も繊細なデザイン。
階段のステンドグラス。
建具、洗面所のタイルもおそらく創建当時のもの。
反対側の出入口、アイアンアートの扉が美しい。
さいごに
照明、階段、ステンドグラスと細部まで繊細で上品さが漂うビルでした。きっとビルのオーナーもエレガントな方だったのでしょうね。
*2023年10月撮影
*イベント時の撮影につき人物ボカシは最低限にさせていただいています。
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。
施設情報
<施設情報>
青山ビル
住所:大阪府大阪市中央区伏見町2-2-6
アクセス:京阪本線・地下鉄堺筋線「北浜駅」6番出口徒歩1分、地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」11番出口徒歩6分