「あるこう文化のみち」のイベントで東区筒井「東海中学・高等学校」の東海学園講堂を見学してきました。
創立136年で現校舎は125年の歴史があり、講堂は1931年(昭和6年)に昭和天皇即位を記念して建てられたものだそうですよ。
建物情報&MAP
名称 | 東海学園大講堂 (とうかいがくえんだいこうどう) |
竣工 | 1931年(昭和6年) |
設計 | 酒井勝 |
見学 | 不可 |
その他 | 登録有形文化財(1998年9月指定) |
昭和天皇即位の御大典記念の建造物。ライト調をベースにドイツ表現派の意匠を重ね合わせた意欲的な作品。重厚にして華やかなファサードのデザインに見所がある。設計は愛知県営繕課長の酒井勝で,卒業生の大脇勲(ともに名高工卒)らが手助けしたとされる。
文化庁・文化遺産オンライン参照
アクセスは?
アクセスは地下鉄桜通線「車道駅」徒歩10分、JR中央本線・地下鉄東山線「千種駅」徒歩15分、名鉄瀬戸線 「森下駅」徒歩12分ほど。
東海中学校・高等学校の講堂です。
重厚にして華やかなファサード。
エントランスはアーチ、左右対称のデザイン。
重厚な扉。
エントランスのタイルがおしゃれです。
階段にはスクラッチタイルの装飾。
階段を上がって左が講堂入口、右は並んだ窓。
並んだ窓はアーチになっています。
使いこまれた建具。
奥行きのある講堂、天井はデザイン性があり並んだ梁はアーチになっています。
茶色のラインが遠近感を強調していますね。
アーチの梁には装飾もありかなり凝っていますね。
舞台にも格式が感じられます。
こちらも創建当時からもの、裏に「為昭和大典記念寄進」と刻印があります。
昭和天皇の即位を記念して建てたというだけに雅が雰囲気がありますね。
出入口のドア、使いこまれた床にも歴史が感じられます。
1888年(明治21年) 浄土宗学愛知支校として西蓮寺(現名古屋市東区東桜2)内に創立され、現在の車道校舎に移転したのが1899年(明治32年)と思っていた以上に歴史ある学園でした。
東海中学の制服は制帽(100年変わらないらしい)に開襟シャツ、斜め掛けの布バッグと古い映画に出てきそうな夏服だったけど、布バッグは2021年新入生から廃止になったので現在はもう見られないのね。
さいごに
この日は何か行事があるようで生徒を見かけましたが賢そうなお子様たちばかりでした。
イベントでなければ入れない場所なのでこうした見学会は有難いですね。
*2023年11月撮影。
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。
施設情報
<施設情報>
東海学園大講堂
住所:愛知県名古屋市東区筒井1-202-4
アクセス:地下鉄桜通線「車道駅」徒歩10分、JR中央本線・地下鉄東山線「千種駅」徒歩15分、名鉄瀬戸線 「森下駅」徒歩12分