神戸レトロ巡り、最終日は神戸モダン建築祭で近代建築をまわってきました。
なかむら珈琲中山本店でモーニング、シュウエケ邸、今回は昭和な激渋ビル「高砂ビル」レポ。
建物情報&MAP
名称 | 神戸旧居留地 高砂ビル |
竣工 | 1949年(昭和24年) |
設計 | 佐藤功一 |
見学 | 商業施設 |
その他 | 神戸モダン建築祭 |
李 義招先々代会長らが、第二次世界大戦後いち早く配給物資のセメント材料を確保し、江戸町百番のこの地に、新築ビルとして建設したのが1949年のこと。
文化庁・文化遺産オンライン参照
本業であった帽子の製造・関連素材の輸出入と保税上屋(営業倉庫)は、時代の流れとともに移り変わり、先々代会長のアイディアで、天井の高さが3.5~4m、現在でいう“ロフト”付きの貸事務所として1972年、不動産賃貸業を開始。
アクセスは?

アクセスは各線「三宮駅」から徒歩7分ほど、ツートンベージュのビルです。


竣工から75年、エントランスが渋い!

両側がガラスブロック、上部は金網がかかってるようです。

案内版が昭和のまま!

飾られているポスターは高砂ビルがロケ地として使われている映画ですね。 「Sweet Rain 」 2007年、「新宿インシデント」 2008年1月、「アウトレイジ」 2009年8月、「黄金を抱いて翔べ」2012年1月。


エントランスだけでお腹いっぱいになってきました(笑)。

エレベーターホール、オーナーが台湾の方でお札はお守りか招き猫のようなものなのかな。 いい雰囲気かもしだしてますね。


エレベーターのボタンもシンプルでいいですね。

別階段のアールを描く踊り場、明かり取りの窓もあります。

階段の照明兼階数。

外に出られる扉を発見。

街中ですねぇ、75年前はどんな風景が見えたんでしょう?海は見えたのかな。
さいごに
1995年の震災も軽微な被害で済んだそうで、昭和のままの佇まい。 細かなところも手入れがされているので変わらないのがこだわりなのでしょうね。
2階フリースペースは「高砂小径」として無料ギャラリーで展開しているそうで、ハードは昭和のままでもソフトは進化しているんですね。
*2024年11月撮影
施設情報
<施設情報>
神戸旧居留地 高砂ビル
住所:兵庫県神戸市中央区江戸町100番地
アクセス:JR・阪急・阪神「三宮駅」から徒歩7分