レトロ建築の宝庫、浪花教会、生駒ビルディング、芝川ビル、大阪府立中之島図書館、大阪市公会堂、新井ビルなど散策が楽しいエリアです。
大阪取引所はレトロ建築として紹介されていましたが、2001年に外観の雰囲気を残して全面的に改装されたそうで、ノスタルジックな雰囲気はありませんでしたね。
それでもこちらで昭和初期から活気に満ちた日本経済を支えてきた歴史的場所であると思うと感慨深いですね。
建物概要&MAP
名称 | 大阪取引所ビル (おおさかとりひきじょびる) |
竣工 | 1935年(1期)/2004年(2期) |
設計 | 長谷部竹腰建築事務所(1期) 三菱地所設計・日建設計設計監理JV(2期) |
見学 | 商業施設は一般開放 |
その他 | 生きた建築ミュージアム |
大阪取引所の場所は?
大阪取引所は京阪本線・大阪メトロ堺筋線「北浜駅」を上がってすぐのところにあります。
大阪取引所とは?
1933年(昭和8年)5月着手して、1935年(昭和10年)4月竣工、長谷部鋭吉の意匠設計で楕円形のシルエットと列柱による外観が特徴です。
正面には前身の大阪株式取引所を作ったのが五代氏「五代友厚氏」の銅像、大阪近代経済の父とも言われています。
かつては株式取引立会場の喧騒で活気づき、世界初の商品先物取引が行われた経済歴史的にも重要な場所であり、現在も金融取引も行う日本唯一の総合取引所として活躍しています。
2001年取り壊され外観はそのままに建て直されました。
床の絵は分銅秤を象ったもの。
旧建物では楕円の絵に沿って壁があり、通り口があったようですね。
吹き抜けの贅沢な空間になっています。
アールデコ風のステンドグラスは外国製のガラスを用いてガラス工芸家「生田徳次氏」の作品推定されているそう。
立て直しの際に旧ガラスがそのまま使われたということでしょうか。
さいごに
外観と吹き抜けは再現されていますが、やはりノスタルジーな雰囲気はないですねぇ。
奥はカフェなどの商業施設で2階まで自由に入れるようになっています。
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。
施設概要
<建物概要>
大阪取引所ビル
住所: 大阪府大阪市中央区北浜1丁目8−16
アクセス:
大阪メトロ堺筋線「北浜駅」 1B番出口直結、 京阪電鉄「北浜駅 」27番・28番出口直結、
大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋駅」(北改札) 徒歩7分、
阪電鉄中之島線「なにわ橋駅」(出口4) 徒歩5分