寺町アーケード『書林其中堂』昭和初期ショーケースがモダンな仏教書専門店

京都モダン建築祭2023でレトロ建築を見学してきました。

「笠原先生といく中京モダン建築めぐり、三条通から市役所まで」ツアーに参加、その時にめぐった寺町アーケード街「書林其中堂（しょりんきちゅうどう）」です。

竣工1930年（昭和5年）、1905（明治38）年から京都に店舗を構える仏教書の専門店で、店舗両側のモダンなショーケースがおしゃれです。

建物情報＆MAP

1905（明治38）年から京都に店舗を構える仏教書の専門店。京都帝国大学建築学科を1929（昭和4）年に卒業後、旧制第三高等学校（現在の京都大学総合人間学部）で図学の教授を務めた八木清之介の現存する唯一の作品。

正面の庇上に載る高欄の意匠が特徴的で、卍崩しと人字形の束は法隆寺金堂にみられる飛鳥時代様式。外壁の2階部分には、白壁に四角く切り取られた窓が並び、入口両側のショーウィンドウはアール・デコ風のモダンなデザインである。
寺町通の商店街のアーケードに隠れるようにして異彩を放つ和洋折衷の小さな名品である。

「モダン建築の京都100」参照

アクセスは？

場所は地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」徒歩12分ほど、寺町アーケードの商店街にあります。

1905（明治38）年から京都に店舗を構える仏教書の専門店で、こちらの店舗は1930年（昭和5年）に竣工。

3階建てですがアーケードで残念ながら建物全体は見えません。

アールデコ風の両脇のショーウインドウがモダンですよね。 レトロモダンなおしゃれなお店が仏教書専門というのも粋ですね。

さいごに

レトロモダンなすてきな店舗が商店街の雰囲気をすてきに演出していますよね。

＊2023年11月撮影

※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。

施設情報