神戸レトロ巡り、海岸ビルジングへ。 「海岸ビル」と「海岸ビルジング」と両方あるんですね。しかも設計が同じ「河合浩蔵氏」って観光客にはわかり辛い(笑)。
海岸ビルジングは商業施設になっており、海岸通エリアにある近代建築でも建物内を見学できる貴重な建築物です(見学時は静かにね)。
ギリシャ神殿を思わせるシンメトリーのファサードには多くのメダリオン、そして3階天井には
建物情報&MAP
名称 | 海岸ビルヂング かいがんびるぢんぐ |
竣工 | 1911(明治44)年 |
設計 | 河合浩蔵 |
見学 | 商業施設 |
その他 | 登録有形文化財(2004年登録) |
煉瓦造3階建の事務所建築で,設計は河合浩蔵,施工は旗手組。戦災により内装のかなりの部分と外部装飾の一部を失っているが,唐破風状の曲線を取り入れるなど独特の細部意匠が特徴である。現在では店舗,事務所,ギャラリーなどとして活用されている。
文化庁・文化遺産オンライン参照
アクセスは?

アクセスは地下鉄海岸線「みなと元町駅」徒歩3分、「旧居留地・大丸前駅」徒歩4分
JR「元町駅」徒歩6分、阪神電鉄「元町駅徒歩」6分ほど。
竣工は1911(明治44)年、100年超えの建物です。 「戦災により内装のかなりの部分と外部装飾の一部を失っている」とのことですが実に魅力的な建物です。
神戸に現存する洋風建築の中でも最も古いとされる建物の一つなんだそうですよ。

ファサードにはメダイオン。

ギリシャの神殿のような佇まい、奥まった窓もよいです。

入口を入ると目の前には急な階段。

入り口横の入口もレトロ。

アーチの入口裏、天井にも装飾あり。

中央階段周りに部屋があります。



階段が奥にもあり、もちろんエレベーターはなし。




3階吹き抜けの天井には一面のステンドグラス! こちらドイツのアンティークグラスだそうです。

3階まで上がらないと見えないですね。

戦禍にも災害にも耐え存在しているのが奇跡のよう。

3階から入口が見下ろせます、階段は一直線になっているんですね。
さいごに
3階建てですが竣工当時はとても目立つ建物だったでことでしょう。
ファサードのメダイオン、一直線に進む階段、3階の天井ステンドグラスと非常に興味深く、一番印象に残った建物でした。
*2024年11月撮影
施設情報
<施設情報>
海岸ビルジング
住所:兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5
アクセス:地下鉄海岸線「みなと元町駅」徒歩3分、「旧居留地・大丸前駅」徒歩4分
JR「元町駅」徒歩6分、阪神電鉄「元町駅徒歩」6分