京都モダン建築祭2023でレトロ建築巡りしてきました。
3年前に通りすてきな外観に思わず1階レストランにお茶に寄ったのですが、今回は2階から屋上テラス、お庭を見学させていただきました。
可能な限りそのまま残し、創建当時を再現した空間には武田五一建築が詰まっていましたよ。
1階レストランはこちら↓
建物情報&MAP
名称 | フォーチュンガーデン京都(島津製作所河原町旧本社) |
竣工 | 1927(昭和2)年改修年・増築年|2012(平成24)年 |
設計 | 顧問:武田五一、設計:荒川義夫 |
見学 | レストラン、ウエディングレストランとして営業 |
その他 | 京都モダン建築祭 |
島津製作所の社屋として昭和2年に建築された,鉄筋コンクリート造4階建ての建物。武田五一が設計顧問をつとめ,教え子の荒川義夫が設計を担当した。ロマネスク風の柱頭,三角形のモチーフなどが意匠の特徴となっている。昭和初期の都市景観を伝える建築である。
アクセスは?
お店の場所は京都市役所からすぐ、京都市営地下鉄「京都市役所前」16番出口より徒歩2分の場所です。
1927年(昭和2年)竣工、2012年にレストランウエディング「フォーチュンガーデン京都」としてオープンしました。
外観は創建当時の姿を忠実に再現、「島津製作所」のロゴもあえて残し路面の看板などは最小限にとどめています。
正面玄関
メインエントランスの繊細なアイアンの装飾、足元のタイルなど可能な限り創建当時のものを残しています。
エントランスの階段をあがってすぐの部屋、柱の装飾など会社と言うよりもホテルみたいですね。
廊下の窓もアーチ。
丸窓の数字や窓や扉の建具まども創建当時のもおが残っています。
コンチネンタルルーム
ラシカルなアーチ型の窓とモダンなインテリアが特徴の気品あるバンケット。
並んだアーチの窓もクラシカル。
当日解放されていたパーティ会場の他にも違うタイプの部屋があるようです。
ザ ルーフトップ ガーデン
屋上もガーデンテラスになっています。
屋上テラスからの眺め、この日は雨でちゃんと撮れなくて残念。
中庭
1階レストランの奥に広がる庭、高く伸びたバンブーと池がオリエンタルな雰囲気です。
中庭と広いガーデンを繋ぐ回廊。
こちらでテラスパーティもすてきですね。
1階カフェレストランのレポはこちら↓
さいごに
ほぼ1世紀前に島津営業所が「世界に羽ばたこうとする島津の象徴として、さらに働く社員の誇りとなるしゃやを目指して。」建設された旧本社。
その後にノーベル科学省受賞者も輩出し、まさに世界へと飛び立ちましたね。 誇りとなる社屋の貢献もあるのでしょうか。
外観などは竣工当時のものを可能な限りの残し、忠実に再現されておりノスタルジーな雰囲気を感じられました。
*2023年11月撮影
*イベント時の撮影につき人物ボカシは最低限にさせていただいています。
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。
施設情報
<店舗情報>
フォーチュンガーデンキョウト (FORTUNE GARDEN KYOTO)
住所:京都府京都市中京区河原町通二条下ル一之船入町386-2(google mapで見る)
アクセス:京都市営地下鉄 京都市役所前 16番出口より徒歩2分
電話:075-254-8843
営業時間:【平日】11:30~21:00【土日祝日】17:30~21:00
定休日:火曜日
喫煙・禁煙:完全禁煙
座席数:92席(6人可、8人可、10~20人可)
駐車場:無(近隣にコインパーキング有)
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