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『聖アグネス教会』30以上のステンドグラスが彩る明治建築の礼拝堂

京都モダン建築祭2023でレトロ建築を回ってきました。

明治から令和の5つの時代を刻んできた平安女学院、「明治館」「有栖館」そしてこちらでご紹介する聖アグネス教会を見学できますよ。

重厚な煉瓦造りの建物、ハンマービームの三角天井、30を超えるステンドグラスはほぼ竣工当時のものが残されているそうで厳かな雰囲気に彩りを添えています。

建物情報&MAP

名称聖アグネス教会聖堂
竣工1898年(明治31年)
設計ジェームズ・マクドナルド・ガーディナー
見学イベント等で一般公開有り
その他京都市指定有形文化財

 烏丸通にひときわ目立つ重厚な煉瓦造の建物が,日本聖公会の聖アグネス教会聖堂です。明治28年に大阪から移ってきた平安女学院が,その礼拝堂として建築しました。アメリカ人T・M・ガーディナーの設計により明治31年に献堂式が行われています。
 三廊式バジリカ型の聖堂で,八角平面の洗礼室,司祭室,北東隅に三層の鐘塔から成り立っています。ガーディナーは立教大学校長として来日した建築家で長楽館など名建築を残しています。京都市指定有形文化財です。
 なお,背後には明治27年に建てられた煉瓦造の平安女学院明治館があります。

京都市ホームページ参照

アクセスは?

アクセスは地下鉄「丸太町駅」より徒歩5分ほど、3つ並んだ建物がかなり目立っています。

平安女学院の礼拝堂として創建され、奥には明治館、通りを挟んだ向かいに有栖川宮旧邸 有栖館があります。

設計はアメリカ人ジェームズ・ガーディナー、立教大校長として来日した建築家で長楽館などの名建築を残しています。

低い三角屋根が入口になっています。

入口横にもステンドグラス。

天井はハンマービーム、祭壇部をさらにアーチで囲った凝った意匠。

反対側の窓にはバラ窓。

内部は三廊式バシリカ様式で柱が組まれ中央部分が三角天井になっています。

ステンドグラスの横にはパイプオルガンが設置されています。

京都モダン建築祭のイベントに合わせ、平安女学院大学の方が演奏されていました。

礼拝堂を彩る30枚以上のステンドグラスはジェームズ・ガーディナーがデザインし、日本人によって製作され、創建当時のものが現在もほぼ残っているそうです。

洗礼室

八角形の洗礼室。

裏側から八角塔が見えます。

京都の重要文化財、登録有形文化財をさらにチェック!

さいごに

竣工は1898年(明治31年)、明治・大正・昭和・平成・令和と5つの時代を超えた礼拝堂。

今年は学院創立150周年だそうで深い歴史を感じられ、ステンドグラスの華やかさと教会の厳かさが融合した圧倒される空間でした。

木の温もりと明治建築の素朴さと凝った意匠とかなりわたし好みの教会建築、普段は一般公開はされていないので京都モダン建築祭で見学できるのは嬉しい。
明治館や有栖館と合わせて回るのがおすすめです。

*2023年11月撮影
*イベント時の撮影につき人物ボカシは最低限にさせていただいています。

※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。

施設情報

<施設情報>
聖アグネス教会

住所:京都府京都市上京区烏丸下立売角
アクセス:地下鉄烏丸線「丸太町駅」徒歩5分

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