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『旧根岸競馬場一等馬見所跡』蔦がからまる塔はラピュタの世界?圧巻の歴史的建造物

横浜レトロ巡り、2日目はwinさんに案内いただいて旧柳邸→旧根津競馬場一等馬見所跡→野毛エリアへ。

一等馬見所(いっとううまみしょ)圧巻の存在感、蔦のからまる塔はラピュタの世界のようでした。

建物情報&MAP

名称旧根岸競馬場跡地
竣工1930年
設計J・H・モーガン
見学公園から外観見学可(敷地内には入場不可)
その他

横浜競馬場(よこはまけいばじょう、横濱競馬場、Yokohama Racecourse)は、かつて神奈川県横浜市(現在の中区根岸台)に存在した競馬場。1866年(慶応2年)に日本初となる常設の洋式競馬場として開設され、根岸競馬場(ねぎしけいばじょう)の名称で長らく定着していたが、1937年(昭和12年)の秋季競馬から「日本競馬会横浜競馬場」に改称され、1943年(昭和18年)に閉場された。右回りの周回コースやスタンドの構造など、後に日本各地に作られた競馬場にも大きな影響を与えた。

Wikipedia参照

アクセスは?

アクセスはJR京浜東北・根岸線「根岸駅」「山手駅」より徒歩15分ほど、近づくにつれてニョキっと3つの塔がのぞきました。

競馬場の歴史としては開場1866年(慶応2年)、閉場1943年(昭和18年)、日本の競馬発祥地とされており、現在は日本競馬会が管理しています。

敷地内にある根岸競馬記念公苑(馬の博物館・ポニーセンター)が建物・設備等の老朽化にともなって整備工事のため2024年に休苑するのに伴い解体の噂もささやかれているんだとか。

それまでのスタンドが1923年(大正12年)関東大震災で半壊したため、1930年一等馬見所(収容人数4,500人)、翌年には二等馬見所(収容人数6,000人)が竣工。 1934年(昭和9年)二等馬見所が増築され収容人数は2倍(12,000人)に増床されました。

「旧根岸競馬場一等馬見所跡」とあるので現存しているのは一等馬見所のみでしょうか。豪華な特別室あり、レストランありの贅沢な空間だったようです。

当時の設計図と創建当時の写真。 残っているのは3つの塔くらいなのかな。

塔の向こう側はスタンド席になっており、庇を大きくせり出して見晴らしの良い設計になっていました。

左上が特別室、右がレストラン。

全体図。

行く前に写真でみているよりも実際に目の前にすると圧巻でしたね。

等の横がスタンドかな。

屋根近くの明かり取り窓が目のようにみえます。

今ではすっかりラピュタのような味わいに。

winさんは子どもの頃にご両親と遊びに来たそうですが何だか怖かったとおっしゃってました。

わたしが名古屋の東山動物園で「テクマクマヤコン」のコンパクトミラーを買ってもらって喜んでいる頃に横浜では歴史文化に親しむ生活してたんですねぇ。

一等馬見所を見上げる公園のタイルもかなり古そうでした。

さいごに

現在の最大収容人数を誇る競馬場は中央競馬場で収容人数は最大20万ほど、根岸競馬場は増床してもその十分の一に満たない規模です。
この頃の競馬が選ばれし上級国民の娯楽だったのでしょうね。

解体前に見学できてラッキーでした!

*2024年5月撮影

※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。

施設情報

<施設情報>
旧根岸競馬場一等馬見所跡

住所:神奈川県横浜市中区簑沢13−283
アクセス:JR京浜東北・根岸線「根岸駅」「山手駅」より徒歩15分

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