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『京都府立図書館』1909年竣工クラシカルな外観を残した明治建築物

京都モダン建築祭2023で京都のレトロ建築を巡ってきました。

京都駅からまずはバスへ京セラ美術館へ、次に通りを挟んだお向かいの京都府立図書館へ向かいました。

武田五一が設計した明治42年竣工のシンプルでクラシカルなデザインの建物、残念ながら阪神大震災で被災し外観を保存して建替えているそうです。

残っている外観と横階段、館内で展示されている調度品などを見学してきました。

建物情報&MAP

名称京都府立図書館
竣工1909年(明治42年)
設計武田五一
見学一般開放
その他京都モダン建築祭

書館「集書院」を源流として、明治31(1898)年に、京都御苑内に設立されました。
現在の場所には、明治42(1909)年に移転しました。
平成7(1995)年の阪神・淡路大震災により建物が大きく損傷したため、平成13(2001)年に地上4階地下2階建の新館に建て替わりました。

現在の場所に移転した当時の建物(旧館)の設計者は、建築家で図案研究も行っていた武田五一(たけだ ごいち 1872~1938年)です。
レンガ造3階建で、閲覧室のほか、展覧会や講演会を行える陳列室がありました。
フランス・ルネサンス風のクラッシックな様式ですが、あえてあっさりした平面的なデザインにしています。
新館に建て替えるときに、外壁正面部のみ保存しましたので、明治期の面影を残しています。

京都府立図書館ホームページ参照

アクセスは?

アクセスは地下鉄東西線「東山駅」より徒歩8分、バス停「岡崎公園 美術館・平安神宮前」バス停すぐ。

京セラ美術館の向かい側です。

1898年(明治31年)に京都御苑内に設立、現在の場所には1909年(明治42年)に移転。

フランス・ルネサンス風のクラッシックな様式ながら平面であっさりとしたデザイン、個人的にはかなり好み。

残念ながら1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災により建物が大きく損傷したため、外観を残して建替えられたそうです。

文化財に指定されていないのはそのためだったんですね。

ロゴ文字もすばらしい。

サイドの階段も創建当時のものですが普段は立ち入り禁止になっており、京都モダン建築祭のイベントで特別開放されていました。

創建当時はアーチの部分が通用口だったのかもしれません。

2階の扉、上部ガラス窓の装飾が美しい。

レトロ建築は細かなところも装飾されているのがしびれますね。

旧館時代の建造物展示

玄関を入ってすぐのエリアに旧館時代の建造物が展示されています。

「天井飾り」。

「貴賓室の扉」。

「職員用扉」、階段下のアーチの奥が通用口でこちらの扉が使われていたのでしょう。

「貴賓室の椅子」、背もたれがハートになってる!

他に階段手すりなども展示されていましたよ。

「集書院150年展」

当日はイベントとしてが「集書院150年展」として旧館時代の家具や調度品が展示されていました。

「手あぶり付テーブル」。

真ん中の釜で炭を燃やして暖が取れるテーブル。 初めてみました。

左が「帽子・デッキ掛け」、右が両そで机。

傘立てかと思ったら”デッキ掛け”ですって! 明治だわ~。

「滑車」、書籍を運ぶのに使われていたのでしょうか?

中庭

地下の閲覧室、地下なのに窓から外の景色が見えます。

1階から見るとこんな感じになっているんですね、閉塞感を感じさせない地下ですね。

お向かいの京セラ美術館、無料開放エリアだけでも見学する価値ありです↓

京都の重要文化財、登録有形文化財をさらにチェック!

さいごに

建替え前を見たかったですね、震災さえなければ文化財になっていたでしょう。

蔵書も京都随一らしいです。

*2023年11月撮影。

※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。

施設情報

<施設情報>
京都府立図書館

住所:京都府京都市左京区岡崎成勝寺町
アクセス:地下鉄東西線「東山駅」より徒歩8分、バス停「岡崎公園 美術館・平安神宮前」バス停すぐ

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