神戸レトロ巡り、海岸通エリアを散策しながらレトロ建築を愛でてきました。
神戸海岸ビルは1918年(大正7年)に「三井物産神戸支店ビル」として建てられた建物で、近隣の「海岸ビルヂング」と同じく「河合浩蔵氏」が設計したルネサンス建築の建築物。
向かいの「商船三井ビルディング(神戸商船三井ビル)」と並ぶと貿易港として繁栄した華やかな古の神戸を彷彿とさせる眺めですが、2つのレトロビルの運命は大きくわかれてしまったようです。
建物情報&MAP
名称 | 海岸ビル かいがんびる |
竣工 | 1918年(大正7年) |
設計 | 河合浩蔵 |
見学 | 一部店舗 |
その他 | 19981211 |
旧神戸居留地バンド(海岸通り)を代表する建造物。三井物産神戸支店ビルとして建てられた。設計は河合浩蔵。鉄筋コンクリート造4階建のオフィスビルで,ルネサンス様式の骨格にセセッションの細部が随所に採り入れられている。
文化庁・文化遺産オンライン参照

アクセスはJR「元町駅」より徒歩8分、阪神線「元町駅」より徒歩8分ほど。
4階建てですが最上階のみ切替えられて装飾がされており華やかになっていますね。

シンメトリになった入口、ルネサンス様式の骨格にセセッションの細部が随所に見られます。


近隣の海岸ビルジングと同じく河合浩蔵氏の設計で何とな似てますね。

中は吹き抜けの商業ビル、海岸ビルは平成7年の阪神大震災の被害で外観のみ残して建替えられたそうです。
商船三井ビルディング(神戸商船三井ビル)

神戸海岸ビルの向いには「商船三井ビルディング(神戸商船三井ビル)」が建っておりこちらも魅惑的なレトロ建築。
神戸海岸ビルは地震による被害を受けるも外観のみ保存されましたが、こちらの商戦三井ビルディングは登録有形文化財には登録されず閉館の危機にあるようです。

1922年(大正11年)に大阪商船の神戸支店として建てられた「商船三井ビルディング」、神戸空襲や阪神大震災でも大きな被害を免れ、大正生まれの大規模オフィスビルとして当時の姿をおおよそとどめる国内唯一の事例。
2027年閉館が決まり現在入っている80のテナントには2027年6月末で契約集結の連絡がきたと6月に報道されていました。

一部ビル内にも入れるようなので2027年春までにもう一度神戸へ行ってじっくり観察してきたいです。
早くしないとテナントが撤退しちゃうかなぁ。
さいごに
今回は純喫茶と神戸モダン建築、ヨドコウ迎賓館がメインだったので近代建築をじっくり見学する時間がなくて残念でした。
3日間では時間足りなかった!また行きたいです。
*2024年11月撮影
施設情報
<施設情報>
NOF神戸海岸ビル
住所:兵庫県神戸市中央区海岸通3
アクセス:JR「元町駅」より徒歩8分、阪神線「元町駅」より徒歩8分