京都モダン建築祭2023でレトロ建築巡りしてきました。
バルコニーと階段がすてきな1928ビル、武田五一氏が設計した旧毎日新聞社京都支店の建物をレポです。
建物情報&MAP
名称 | 旧毎日新聞社京都支局 (きゅうまいにちしんぶんしゃきょうとしきょく) |
竣工 | 1928年(昭和3年)) |
設計 | 武田五一 |
見学 | 商業ビル |
その他 | 京都市登録有形文化財(1983年6月登録) |
昭和3年(1928)に武田五一の設計で建築された。正面の水平ルーバーによる水平線の強調にF.L.ライトの影響が,バルコニーや玄関左右のランプカバーの意匠にアール・デコの影響が認められる。国際建築様式成立直前のヨーロッパの2大流行が取り入れられている。
京都市ホームページ参照
アクセスは?
場所は地下鉄東西線京都「市役所前駅」から徒歩5分ほど。
「武田五一氏」設計、竣工の1928年(昭和3年)がそのままビルの名前になっています。
チャームポイントは星型バルコニー、底の部分も立体的に形作られていて目立ちます。
左右の支柱上の照明装飾などアールデコを取り入れています。
ビル内には劇団がはいっているようで入り口にはこじゃれた宣伝カー。
タイル装飾の階段
そしてビル内のチャームポイントは階段のタイル装飾。
きれいに貼り直されているところと、削られてしまっているところ、いい味わいになっています。
地下1階
タイルの階段を下って地下1階へ、奥は飲食店になっています。
床はすてきなタイル。
壁のレンガもよきです。
店舗入口の横の扉は女性用トイレ。
トイレがこれまたすてき!
絶妙なカーブのカウンター、床のタイル、壁のレンガとおしゃれですよね。
上へと続く階段。
天井も変化をつけて手をかけてます。
窓の金具もすてき。
エレベーターボタンもレトロ、いつの時代のものなんだろう。
三条エリアはレトロモダンなビルがたくさんありますよ↓
さいごに
並んだグリーンの格子窓や個性的なベランダなど古臭さを感じさせないこじゃれたビル。
商業ビルで一般開放されているのですてきなタイル階段をぜひ降りてみてくださいね。
*2023年11月撮影
※ 記事の情報は公開日月時点のものです。
最新状況については公式サイト、お電話にてご確認くださいませ。
施設情報
<施設情報>
1928ビル
住所:京都府京都市中京区弁慶石町56
アクセス:阪急京都本線京都「河原町駅」から徒歩10分
京阪「三条駅」から徒歩7分
地下鉄東西線京都「市役所前駅」から徒歩5分