50代からの半日ソロ活|VIVANTのロケ地と大正ロマン建築を楽しむ名古屋散歩

50代からのソロ活おでかけ

暑い日や寒い日に、長時間歩き回るのはちょっとしんどい。でも、せっかくの休日を家で過ごすだけではもったいない。
そんな日におすすめなのが、移動を少なくして楽しむ「半日ソロ活」。

今回は、ドラマ『VIVANT』やNHK連続テレビ小説『虎に翼』のロケ地にもなった近代建築をめぐり、最後はレトロな喫茶室でランチ。名古屋城駅からスタートして、2~3時間ほどで楽しめるコースをご紹介します。

ドラマの舞台を訪ねるだけでなく、実際に建物を眺めてみると「こんなところに、こんな意匠があったんだ」と新しい発見もありますよ。
最後は市政資料館の喫茶室でミックスサンドのランチで余韻を楽しみましょう。

名古屋市役所 本庁舎【平日限定】|ドラマ『VIVANT』の世界と、小森忍のタイル美に浸る

まずは平日の開庁日に立ち寄りたい「名古屋市役所 本庁舎」へ、名古屋市役所は名古屋城駅2番出口を出ると目の前です。

名古屋市役所本庁舎の外観

1933年(昭和8年)竣工の「帝冠様式(洋風建築に和風の瓦屋根を載せたスタイル)」で、国の重要文化財に指定されている名建築です。

名古屋市役所の大理石の中央階段

一歩足を踏み入れると、国会議事堂と同じ希少な山口県産の大理石で覆われた階段や廊下が広がり、静けさの中で物語の主人公になったような気分を味わえます。

VIVANTでFBI本部として使われた名古屋市役所2階の廊下

こちらがドラマ『VIVANT』で「FBI本部」のロケ地として使われたことで話題となった2階の廊下。

一見すると黒と茶色に見える幾何学タイルですが、実は「濃紺」と「金色」の配色。深い黒を美しく際立たせるため、隠し味としてコバルトが混ぜられているという職人技の塊、ぜひその目で確かめてみてくださいね!

小森忍の窯変タイルが美しい装飾壁

さらに反対側の正面には、焼き上げる過程で色の変化が生まれる「窯変(ようへん)タイル」が使われた装飾壁、青や赤、黄、紫が幻想的に交じり合うグラデーションに思わず目を奪われます。

どちらも陶芸家・小森忍氏のタイル。明治時代末期から昭和初期にかけて名古屋が世界の陶磁器業界の中心にいたプライドを感じさせますね。

名古屋市役所のレポはこちらで↓↓

『名古屋市役所』。小森忍が手掛けた窯変タイルと、国会議事堂ゆずりの大理石。時を超える「重要文化財」の意匠美。 | レトロ純喫茶と、街の風景
毎年11月3日(文化の日・祝日)に一般開放される「名古屋市役所本庁舎」と「愛知県庁」を見学してきました。 どちらも国の重要文化財に指定されており、開庁時間であれば通常の庁舎部分も見学可能ですが、文化の日に合わせた特別開放では、普段立ち入れな

ちなみに、すぐお隣にある「愛知県庁本庁舎」も同じく帝冠様式の素晴らしい建築で、『VIVANT』の「バルカ日本大使館」のロケ地として使われていました。

ただし、県庁の本庁舎見学は事前に予約が必要です!詳しい見学方法や見どころはこちらの記事で詳しく↓↓

【名古屋】VIVANTロケ地×純喫茶!レトロな近代建築をめぐる黄金ルート | レトロ純喫茶と、街の風景
2023年に話題をかっさらったVIVANT(ヴィヴァン)のシーズン2が7月から始まりましたね、毎週日曜日が楽しみです! 名古屋にはシーズン1でロケ地となった歴史ある近代建築が3つ、「名古屋市役所」「愛知県庁」「日本陶磁器センター」です。 こ

名古屋市市政資料館|ひんやり大理石とステンドグラスを愛でる

市役所から歩いて10分ほどの場所にある「名古屋市市政資料館(旧名古屋控訴院地方裁判所庁舎)」も大正時代に建てられた重要文化財。

名古屋市市政資料館 ネオバロック様式の外観

鮮やかな赤と白の煉瓦の華やかなネオバロック建築、多くのドラマや映画のロケ地としても人気の近代建築です。

市政資料館 中央階段室の吹き抜けと大理石の造形美

エントランスを上がると目の前に現れるのは中央階段室の荘厳な空間。天井や窓にあしらわれた色鮮やかなステンドグラスからやわらかな光が差し込み、まさにドラマのワンシーンに迷いこんだかのよう。

虎に翼のロケ地にもなった法廷復元展示

NHK連続テレビ小説『虎に翼』のロケ地としても話題になったスポット。2階では裁判所として使われていた当時を復元した展示もされており、タイムスリップ気分で大正ロマンに浸れます。

美しいステンドグラスの建築美の空間が入場無料なのも嬉しいところ。比較的ゆったり見学できるので、ひとりで訪れても気を遣わず、自分のペースで好きな場所で立ち止まれます。

名古屋市市政資料館の美しいステンドグラスや地下の留置場跡のレポはこちら↓↓

名古屋『市政資料館』ネオ・バロックの傑作に煌めく『日輪と天秤』重要文化財の階段室で大正の光に包まれた日の記録 | レトロ純喫茶と、街の風景
NHK「虎と翼」などロケ地としても人気の市政資料館あいたて博見学ツアーに参加してきました。 館内を案内いただきながらまわり、日頃は立ち入りできない中庭やテラスも見学してきたのでレポしますね。 建築データ「名古屋市市政資料館」 ← あいたて博

市政資料館 喫茶室|昭和レトロな空間で味わうミックスサンドランチ

大正ロマンに浸ったあとは、1階にある喫茶室へ。「旧 第貳號法廷(第二号法廷)」に使われていた空間を利用した喫茶店です。

旧 第貳號法廷の入り口案内プレート

観光地のカフェというより、近隣のオフィスの方のお一人様の利用が多いようです。何度か寄っていますが週末でも混雑しているということはないです。

市政資料館 喫茶室の落ち着いた店内空間

コーヒーはネルドリップで淹れる本格派。ひとりでのんびりランチをいただきながら一日の余韻に浸りましょう。

具だくさんでボリュームのある昔ながらのミックスサンド

サンドイッチはふわふわのパンにトマトやキュウリ、焼きたまごにポテトサラダを挟んだ昭和の王道サンドイッチ。手作り感があってホッとしますね。

市政資料館 喫茶室のレポはこちらで↓↓

名古屋『市政資料館 喫茶室』。重要文化財の中で味わうネルドリップ珈琲。昭和の香り漂うミックスサンドと静寂のひととき。 | レトロ純喫茶と、街の風景
『名古屋市市政資料館』の喫茶室でランチをしてきました。 大正11年に『名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎』として創建された建物は、映画のロケ地としても使われている観光地でもあるんですよ。 そんな大正ロマンを感じさせる店内でまったりとした時間

50代からのソロ活にちょうどいい、ゆるっと半日コース

今回ご紹介したコースは、建物をじっくり見たり喫茶室でランチを楽しんだりしても、半日あれば十分。体力も気力も残して楽しむのが50代からのソロ活です。

  • 名古屋城駅2番出口 → 名古屋市役所:目の前
  • 名古屋市役所の見学:30分~1時間ほど
  • 名古屋市役所 → 市政資料館:約10分
  • 市政資料館の見学:30分~1時間ほど
  • 喫茶室でランチ:45分~1時間ほど

各施設の基本情報

■ 名古屋市役所 本庁舎(VIVANTロケ地)
・所在地:愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号
・最寄駅:地下鉄名城線「名古屋城駅」徒歩すぐ
・見学可能日時:平日 8:45~17:15(土日祝・年末年始は開庁していません)
・見学料:無料

■ 名古屋市市政資料館(虎に翼ロケ地)
・所在地:愛知県名古屋市東区白壁一丁目3番地
・最寄駅:地下鉄名城线「名古屋城駅」5番出口より徒歩約8分/名鉄瀬戸線「清水駅」徒歩約8分
・開館時間:9:00~17:00
・休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、第3木曜日、年末年始
・入館料:無料
・喫茶室営業時間:9:00~17:00(L.O.16:30)※休館日に準ずる

■ 愛知県庁 本庁舎(VIVANTロケ地 / 立ち寄り)
・所在地:愛知県名古屋市中区三の丸二丁目2番1号
・最寄駅:地下鉄名城線「名古屋城駅」徒歩すぐ
・備考:見学には事前予約が必要です。詳細は個別記事をご確認ください。

おわりに

この記事では季節や天気に関係なく、手軽に回れるレトロ建築×ロケ地巡りをご紹介しました。 名古屋市役所・愛知県庁は平日限定となりますが歴史にも触れられる黄金コースです。

若い頃のように、朝から晩まで予定を詰め込まなくても、好きな建物をひとつ見て、喫茶店でゆっくりランチを食べる。それだけで、休日はちゃんと楽しい。

そんな「気取らない、背伸びしない、無理しない、半日ソロ活」。次の休日に、ふらっと楽しんでみてはいかがでしょうか。

※ 記事の情報は公開日時点のものです。
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