暑い日や寒い日に、長時間歩き回るのはちょっとしんどい。でも、せっかくの休日を家で過ごすだけではもったいない。
そんな日におすすめなのが、移動を少なくして楽しむ「半日ソロ活」。
今回は、ドラマ『VIVANT』やNHK連続テレビ小説『虎に翼』のロケ地にもなった近代建築をめぐり、最後はレトロな喫茶室でランチ。名古屋城駅からスタートして、2~3時間ほどで楽しめるコースをご紹介します。
ドラマの舞台を訪ねるだけでなく、実際に建物を眺めてみると「こんなところに、こんな意匠があったんだ」と新しい発見もありますよ。
最後は市政資料館の喫茶室でミックスサンドのランチで余韻を楽しみましょう。
名古屋市役所 本庁舎【平日限定】|ドラマ『VIVANT』の世界と、小森忍のタイル美に浸る
まずは平日の開庁日に立ち寄りたい「名古屋市役所 本庁舎」へ、名古屋市役所は名古屋城駅2番出口を出ると目の前です。

1933年(昭和8年)竣工の「帝冠様式(洋風建築に和風の瓦屋根を載せたスタイル)」で、国の重要文化財に指定されている名建築です。

一歩足を踏み入れると、国会議事堂と同じ希少な山口県産の大理石で覆われた階段や廊下が広がり、静けさの中で物語の主人公になったような気分を味わえます。

こちらがドラマ『VIVANT』で「FBI本部」のロケ地として使われたことで話題となった2階の廊下。
一見すると黒と茶色に見える幾何学タイルですが、実は「濃紺」と「金色」の配色。深い黒を美しく際立たせるため、隠し味としてコバルトが混ぜられているという職人技の塊、ぜひその目で確かめてみてくださいね!

さらに反対側の正面には、焼き上げる過程で色の変化が生まれる「窯変(ようへん)タイル」が使われた装飾壁、青や赤、黄、紫が幻想的に交じり合うグラデーションに思わず目を奪われます。
どちらも陶芸家・小森忍氏のタイル。明治時代末期から昭和初期にかけて名古屋が世界の陶磁器業界の中心にいたプライドを感じさせますね。
名古屋市役所のレポはこちらで↓↓

ちなみに、すぐお隣にある「愛知県庁本庁舎」も同じく帝冠様式の素晴らしい建築で、『VIVANT』の「バルカ日本大使館」のロケ地として使われていました。
ただし、県庁の本庁舎見学は事前に予約が必要です!詳しい見学方法や見どころはこちらの記事で詳しく↓↓

名古屋市市政資料館|ひんやり大理石とステンドグラスを愛でる
市役所から歩いて10分ほどの場所にある「名古屋市市政資料館(旧名古屋控訴院地方裁判所庁舎)」も大正時代に建てられた重要文化財。

鮮やかな赤と白の煉瓦の華やかなネオバロック建築、多くのドラマや映画のロケ地としても人気の近代建築です。

エントランスを上がると目の前に現れるのは中央階段室の荘厳な空間。天井や窓にあしらわれた色鮮やかなステンドグラスからやわらかな光が差し込み、まさにドラマのワンシーンに迷いこんだかのよう。

NHK連続テレビ小説『虎に翼』のロケ地としても話題になったスポット。2階では裁判所として使われていた当時を復元した展示もされており、タイムスリップ気分で大正ロマンに浸れます。
美しいステンドグラスの建築美の空間が入場無料なのも嬉しいところ。比較的ゆったり見学できるので、ひとりで訪れても気を遣わず、自分のペースで好きな場所で立ち止まれます。
名古屋市市政資料館の美しいステンドグラスや地下の留置場跡のレポはこちら↓↓

市政資料館 喫茶室|昭和レトロな空間で味わうミックスサンドランチ
大正ロマンに浸ったあとは、1階にある喫茶室へ。「旧 第貳號法廷(第二号法廷)」に使われていた空間を利用した喫茶店です。

観光地のカフェというより、近隣のオフィスの方のお一人様の利用が多いようです。何度か寄っていますが週末でも混雑しているということはないです。

コーヒーはネルドリップで淹れる本格派。ひとりでのんびりランチをいただきながら一日の余韻に浸りましょう。

サンドイッチはふわふわのパンにトマトやキュウリ、焼きたまごにポテトサラダを挟んだ昭和の王道サンドイッチ。手作り感があってホッとしますね。
市政資料館 喫茶室のレポはこちらで↓↓

50代からのソロ活にちょうどいい、ゆるっと半日コース
今回ご紹介したコースは、建物をじっくり見たり喫茶室でランチを楽しんだりしても、半日あれば十分。体力も気力も残して楽しむのが50代からのソロ活です。
- 名古屋城駅2番出口 → 名古屋市役所:目の前
- 名古屋市役所の見学:30分~1時間ほど
- 名古屋市役所 → 市政資料館:約10分
- 市政資料館の見学:30分~1時間ほど
- 喫茶室でランチ:45分~1時間ほど
各施設の基本情報
■ 名古屋市役所 本庁舎(VIVANTロケ地)
・所在地:愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号
・最寄駅:地下鉄名城線「名古屋城駅」徒歩すぐ
・見学可能日時:平日 8:45~17:15(土日祝・年末年始は開庁していません)
・見学料:無料
■ 名古屋市市政資料館(虎に翼ロケ地)
・所在地:愛知県名古屋市東区白壁一丁目3番地
・最寄駅:地下鉄名城线「名古屋城駅」5番出口より徒歩約8分/名鉄瀬戸線「清水駅」徒歩約8分
・開館時間:9:00~17:00
・休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、第3木曜日、年末年始
・入館料:無料
・喫茶室営業時間:9:00~17:00(L.O.16:30)※休館日に準ずる
■ 愛知県庁 本庁舎(VIVANTロケ地 / 立ち寄り)
・所在地:愛知県名古屋市中区三の丸二丁目2番1号
・最寄駅:地下鉄名城線「名古屋城駅」徒歩すぐ
・備考:見学には事前予約が必要です。詳細は個別記事をご確認ください。
おわりに
この記事では季節や天気に関係なく、手軽に回れるレトロ建築×ロケ地巡りをご紹介しました。 名古屋市役所・愛知県庁は平日限定となりますが歴史にも触れられる黄金コースです。
若い頃のように、朝から晩まで予定を詰め込まなくても、好きな建物をひとつ見て、喫茶店でゆっくりランチを食べる。それだけで、休日はちゃんと楽しい。
そんな「気取らない、背伸びしない、無理しない、半日ソロ活」。次の休日に、ふらっと楽しんでみてはいかがでしょうか。
※ 記事の情報は公開日時点のものです。
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